行きつけの店が閉店したときの喪失感、ありますよね。

書評サイト「HONZ」の終焉を知ったとき、まさにそんな気持ちになりました。

ノンフィクション書評サイトHONZの閉鎖

HONZはノンフィクションを中心に書評を発信し続けたサイトで、「ノンフィクションはこれを読め!」シリーズを知っている方も多いのでは? 私自身、HONZをきっかけに読んだ本が数えきれないほどあります。だからこそ、閉鎖のニュースは寂しいものがありました。

とはいえ、HONZがこの13年間で紹介した「最強のおすすめ本リスト」が公開されていたので、改めてチェックしてみたのですが…

なんと、一冊も読んでいませんでした(笑)。

せっかくなので、その中から「分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議」を選び、さっそく図書館で予約しました。

いま、ノンフィクションを読むことの意義

HONZがなくなった今こそ、良質なノンフィクションを手に取るべきタイミングかもしれません。

今の時代、ネットにはデマが溢れ、テレビの報道も当てにならないことは、フジテレビの事件が図らずも証明しました。そんな中、ノンフィクションは数少ない「事実に近い情報源」です。

しかも、一冊の本には、著者の執念が詰まっています。ときには命の危険を冒してまで真実を追い求めたその姿勢に、背筋が伸びる思いになることも。

もし何を読もうか迷ったら、まずは「決定版-HONZが選んだノンフィクション」を手に取ってみるのがおすすめです。そこから、自分の興味に合った本を見つけるのもアリかもしれません。

HONZは終わってしまいましたが、そこで紹介された本は生き続けています。これを機に、良質なノンフィクションを一冊読んでみませんか?

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この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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