吉本興業の東のメッカ、ルミネ the よしもとを見ながら、上手になる講師の秘訣を考えてきました。キーワードは「世界観」。

テレビで見た吉本芸人さんが目の前で話す

こんにちは。MBAの三冠王こと、シンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。

実は私、お笑いが大好き。テレビで上手な人の話芸を見ると、しみじみと「うまいなあ」と思います。最近の若手の中で一番好きなのはナイツさん。いや、もう若手ではないか。まあ、とにかく好き。

ただ、実はナマの舞台というのを見たことがなくって、それが自分でもちょっと「後ろめたい」気持ちだったんです。本当のファンだったら、生で見なきゃ、みたいな思いがあるので。

と言うことで、たまたま機会もあり、新宿はルミネ2の「ルミネ the よしもと」に行ってきました。

芸人さんを出てきた順で紹介すると、以下の通り(敬称略)。有名な芸人さんが多くって、ちょっと不思議な感じですよ。テレビで見ている「あの人」が、目の前3メートルでしゃべっているので。

  • バニラボックス (前説)
  • くまだまさし
  • バンビーノ
  • 横澤夏子
  • チョコレートプラネット
  • 尼神インター
  • はんにゃ
  • しずる
  • 野性爆弾
View this post on Instagram

よしもとthe ルミネに行ってきました

Tomohiro Kidaさん(@tomohirokida)がシェアした投稿 –

狂気を感じさせるしずるのネタ

前説を除いて8組の芸を見たわけですが、一番面白かったのが、「しずる」さん。失敗した部下を上司が叱るというコントで、部下がだんだん殺し屋のように見えてくるという流れ。「いや、ありえないだろう」と、リアリティの中に狂気を感じさせるのに笑わせてもらいました。とくに、黒い革手袋をするシーンは好きだな。最後の、手榴弾が爆発したというのはドタバタ風でアレですが、全体はとても楽しめました。

「はんにゃ」さんも面白かった。大学の卒業式に呼ばれて講演するという設定自体が秀逸。卒業式でのスピーチと言えば、スティーブ・ジョブズのアレが有名ですが、ちょっとそれをパロディにした感じですかね。スピーカーとして登場する金田さんが、「一見最もらしいけど、実は何を言っているんだか分からない」話を繰り広げていくのです。

世界観に引き込むのが上手な講師

ただ、先日の「アラジン」を見たときもそうなのですが、職業病で、「講師に使えるネタは無いかな~」って考えちゃいますけどね。ついつい。「上手な講師」という観点から見た今回の発見は、面白い芸人さんは「自分たちの世界観」に引き込むのが上手だということかな。「ほら、オレたち面白いだろ」、と堂々とやってくれるので、その雰囲気に乗っかって笑えるという感じで。

逆に、若手の芸人さんは、悪い意味でお客さんにサービスしすぎ。自分たちのネタを自分たちで解説するってのは、芸風なのかもしれませんが、そこでおこっちは素に戻っちゃうわけじゃないですか。そうすると、なんか楽しめないんですよね。

これ、講師も同じです。悪い意味で受講者にあわせると、「講師として伝えるべきこと」があいまいになって、結局効果的な研修にならないんですよね。むしろ、講師としての世界観を持って、「これは理解できて当然です」と伝えるのが、「上手な講師」なんだと思います。