私の主催するプレゼンテーション・カレッジで、英語プレゼンテーションの講座をスタートしようか?と言うアイデアがあるのですが、需要ってあるんですかね?
いちおう、googleのキーワードプランナーで調べてみると、
キーワード |
月間検索数 |
プレゼン 英語 | 2400 |
英語 プレゼン | 2900 |
と言うことなので、それなりにはありそう。愛場先生も「英語のプレゼン 直前5日間の技術」なんて本を出されているわけだし。
ただ、
- どのぐらいのレベルの人が
- 何を目的として
- 何を学びたいのか
が今イチ見えてこないんですよ。
プレゼン準備は普遍的
てかね、そもそもとしては、「英語のプレゼン固有のスキルってあるのか?」という問題意識があります。
もちろん、言い回しや表現は、プレゼン英語でよく使うものはありますよ。実際、愛場先生の本でも、
- The purpose of today’s presentation is to introduce our product…
- After my presentation, you will understand why you should stock this product in your sotre.
などの役立つ表現が紹介されています(ちなみに、この手の表現を知りたい方は同書の134p以降、「場面別フレーズ集」が参考になります。音声CDもついてて練習できるし)。
一方で、「プレゼンのABCDDEサイクル」は、たとえ言語が変わろうと、普遍的なものだと思うんですよね。実際、愛場先生も、単にフレーズ集だけでなく
- 黄金のプレゼン構成
- 良いスライド
- デリバリーにこだわろう
というテーマに分量を割いているわけだし。
必要なのは、英語ですか?
そうすると実は必要なのは、「英語によるプレゼンテーション」スキルではなく、「プレゼンテーション」スキルそのものだと思えてくるんですよ、私みたいな立場の人間からすると。言い方を変えると、日本人が英語のプレゼンテーションが苦手だとしたら、それはプレゼンテーションスキルそのものに理由があると思うのです。
実際、いまだにいるしね。プレゼンの最後を「ご静聴、ありがとうございました」で締めて、「お前、何なんだよ」って言いたくなるようなプレゼンをする人が。
ただ、そういう人に限って、自分のプレゼンが間違っていることに気付かないんですよ。たぶん、「ご静聴、ありがとうございました」の後、心の中では「ふ~、今日は上手に話せた」とか思っているだろうし。
だとすると、英語のプレゼンという見せ方で、そもそものプレゼンスキルを学ぶ機会を提供するというのはアリなのかな、とも思います。
Photo by ImagineCup
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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