2020年8月26日追記:Zoomエコシステムに見る米国経済の強さを掲載しました
プレゼンテーション・カレッジでZoomの連携サービスを紹介するシリーズを連載していますが、それが20回の区切りを迎えたのでまとめてみます。なお、第1回から第10回のまとめはこちらを、第11回から第20回のまとめはこちらをご覧下さい。
Zoomミーティング外チャットの謎
こんにちは。MBAの三冠王ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。
Zoomの機能を調査していたとき、疑問がありました。
チャット機能の設定が、なぜこんなにあるんだ?
と。今回その謎が解けたのが、大きな収穫でした。
チャットでSaaSとつながるというZoomの使い方
まずは、そもそもとして、Zoomミーティング外のチャット機能の解説から。Zoomミーティング「内」なら分かりやすいじゃないですか。ビデオ通話をしながら、文字を送りたいというのはよくあります。たとえば、このホームページを見て、みたいなときとか。
ところが、今回取り上げている「チャット」は、Zoomミーティング「外」なんです。Zoomのクライアントソフトの中にも「チャット」というタブがあって、ここから文字によるコミュニケーションがとれるのです。
いったいどんなシチュエーションで?と思っていましたが、「第32回 Zoom翻訳機能を使ってみた」で氷解です。翻訳のため、チャットボットを使うのに便利なのです。あるいは、「第29回 ZoomとSmartsheetを連携してExcel卒業」でも、Smartsheetの更新情報をチャットで受け取ることができると判明しました。
想像するに米国では、Zoomは単体で使われるアプリではないのでしょう。APIを通じて様々なサービス(SaaS)とつながり、包括的に業務効率化のためのプラットフォームになっているのだと思います。
翻って日本では、Zoomは単体で使われることが多いように感じています。もちろんそれはそれで悪くないのですが、そこには「リモートワークのための統合的な環境をつくる」という視点が欠けていて、本格的なリモートワーク環境への道は遠そうです。
業務効率化のショーケース
以下、第21回から30回までレポートしたサービスを掲載しました。DnD Diceは別にして、どれも業務効率化という点では、見るべきものがあります。
- 第21回 SurveyMonkeyでZoomセミナーのアンケートを実施
- 第22回 Click & PledgeでZoomで寄付金集め
- 第23回 Global Relay ArchiveでZoomも含めた情報を一元管理
- 第24回 ClioとZoom連携でリーガルテック実現
- 第25回 ZoomとSococoの連携でホンモノのリモートワーク
- 第26回 ZoomとYouCanBookMe.comの連携でToriiの連携でカウンセリングを自動化
- 第27回 ZoomとAppy Pieの連携で自社アプリを簡単作成
- 第28回 ZoomとDnD Dice連携でオンラインRPG
- 第29回 ZoomとSmartsheetを連携してExcel卒業
- 第30回 DocuSignを連携して契約書を電子化
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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