「集団浅慮」(group think : グループシンク)って、イヤな言葉だけど、日本企業ではよくある気がします。
集団浅慮とで固有の倫理観に陥る
まずは集団浅慮の特徴から。
【MBAの心理学】ジャニスが発案した集団浅慮の8つの特徴。1.傷つかないことの過信、2. 固有の倫理観、3. 正当化、4.自己検閲で批判的な議論を抑えつける、5. 反対者に対する固定観念、6. 全員一致の錯覚、7. 同僚への圧力、8. マインドガード #心理学 #MBA pic.twitter.com/lYWkiqRMzy
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) December 15, 2024
これは、「あるある」。「あの会社の役員会、そうなっているのでは?」と思うときもあります。日本に名だたる有名企業が認証不正問題とか起こすのを見ると、役員会で「固有の倫理観」見たいのが生まれてたんだろうな、と。
集団浅慮に陥りやすい日本企業
ただ、集団浅慮に陥りやすい組織と陥りにくい組織はあるような気がします。豊川先生いわく、集団のサイズが重要とのこと。
【MBAの心理学】セントアンドリュース大学の豊川航によると、集団の規模が大きいほど、不確実で難易度が高い課題で集団浅慮(グループシンク)に陥りがち #心理学 #MBA pic.twitter.com/LOWgp4pLED
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) December 14, 2024
ただ、それ以上に「忖度の文化」がある日本では、欧米企業よりも集団浅慮に陥りやすい気がいますね。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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