震災時、何が一番困ると思いますか? 食料? 水? もちろんそれも大事ですが、実は トイレ が深刻な問題になるんです。

先日のNHK「トリセツショー」でも取り上げられていましたが、避難所のトイレ環境は想像以上に過酷。行列は当たり前、衛生環境は悪化、水分摂取を控える人も…。しかし、それが原因で 脱水症状や感染症のリスク が高まるという悪循環に陥ります。

そんな折、品川区から「震災用の簡易トイレキット」が送られてきました。

防災意識の高まりを感じる一方で、ふと疑問も。

この施策、本当に効果的?
どのくらいのコストがかかっているのか?
他にもっと優先すべき防災対策はないのか?

ちなみに、品川区長といえば、学校給食の食材をオーガニックに切り替えるという計画で話題になったことも。

「区民の声に応える」という姿勢は評価したいですが、その決定がエビデンスに基づいているのか? 予算配分として適切なのか? は、きちんと検証してほしいものです。

防災対策は「やった感」ではなく、実際に役立つものを。私たちも、どんな施策が本当に必要なのか、改めて考えてみる必要がありそうです。

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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