来世って信じますか?
私はまったく信じていません。むしろ、そういう“スピリチュアル”とか“前世がどうこう”っていう話には、距離を置きたいタイプです。
…なんですが。
もし仮に、万が一、来世というものがあるなら——
私は心理学者になって、「ねつ造の科学」を研究してみたい。
というのも、昔から妙に気になるんです。科学における“ねつ造”。
たとえば、有名な「STAP細胞」の件。あるいは心理学の分野でも、以前こんな話がありました。
【MBAの心理学】米ロチェスター大学のポズダらは、赤い服を着るとセクシーさが増して持てるようになると主張。ということは、カズレーザーさんは…と思いきや、後日アムステルダムのブリエ大学の追試によってこの結論は否定された #心理学 #MBA pic.twitter.com/1f9qyef7Gg
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) April 4, 2025
つまり、ウソだった可能性が高い。
こういう事例を見るたび、モヤモヤと疑問が湧いてきます。
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ねつ造をしてしまう研究者には、どんな心理的特性があるんだろう?
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どんな状況や環境が、人を「ウソをつこう」と思わせるのか?
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そして、ねつ造することで得るもの・失うものを冷静に天秤にかけたら、結局それって「割に合う」の?
もし、こうしたことが心理学の視点から明らかにできれば、科学の健全性を守るヒントにもなるし、研究不正を減らす仕組みづくりにもつながるかもしれない。
だから私は、来世で心理学者になって、こういうテーマに取り組んでみたいんです。
(いや、今世でもやれば?という声が聞こえてきそうですが…それはさておき。)
科学って、真実を追い求める営み。
でもその裏で、人間の弱さや欲望が顔を出すこともある。
そういう「人間くさい科学の裏側」こそ、もっと知る価値があると思うのです。
この記事を書いた人

木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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