ビジネスにおいて生命線と言うべき売上。この確保のためには集客が欠かせませんが、ネット集客で最も大事なのはクオリティ高いホームページを作成することです。逆に、ホームページがダメだと、どれだけ広告宣伝にお金をかけても無駄になってしまいます。このホームページ作成の「勝利の方程式」とでも言うべきがPASoMANAの法則。その詳しい内容を解説します。

ネット集客勝利の方程式、PASoMANAの法則

ビジネスにおいて集客というのは大事なものですが、今やネットを使わないなんてあり得ないですよね。そして、インターネットで集客するときのキモはホームページです。

ご自身でネット上で情報収集していると、興味を持って読み進めるページとまったく興味を持てないページに分かれると思います。 興味を持てば、「じゃあ、資料請求してみようかな」となります。

逆に、集客する側から見ると、ホームページのクオリティが低くてお客様が興味を持ってくれないと、すごく無駄です。せっかく広告宣伝にお金をかけるじゃないですか。そのおかげでお客様がページを閲覧してくれるじゃないですか。それなのに、「興味ない!」と離脱されてしまったら、売上につながるわけないですからね。

では、どうやってお客様が興味を持ってくれるページを作成するか。それがPASoMANAの法則です。もともとはコンサルタントの神田昌典さんが提唱されたPASoNAの法則ですけれど、それをセミナー集客用にアレンジしました。

まずはPですけれど、これはProblem、つまり問題です。要するに、ホームページを見てくれている人に語りかけるわけです。「いま、あなたはこんな問題を抱えていらっしゃいますよね」って。 あくまでも主役はホームページを見ている見込み客の方です。逆に、ここでいきなり自分たちの商品・サービスを語るのはダメ。

では、PASoMANAの次、Aですけれど、アジテーションのAです。問題史記を書き立てる、あるいはちょっと言葉は悪いですけど、煽る感じ?先ほどの問題に続けて言うと、「その問題ってヤバイじゃないですか?」と語りかける感じです。

次が、PASoMANAのSoですが、ソリューション、つまり解決策です。「その問題に対する答が私たちのセミナーなんです」と、ここで初めて自分たちの商品・サービスに言及する、と言う流れです。もうね、これだけでお客様の反応率が違ってきますからね。

「あなたのための」サービスであると伝える

では次。PASoMANAの4番目のMはミッションです。要するに、天から与えられた使命。語りかける風に言うと、「私たちがこのセミナーをやっているのは、金儲けのためだけじゃなく、セミナー参加者の皆さん自身によい方向に変わってもらいたいからなんです」。という感じで、格調高く。

そうしたら次のAにそれがアフターイメージ。ビフォーアフターのアフターです。セミナー終了後はこんな状況になっていますよ、と言うのを明確にするわけです。では、6番目のNにいきましょう。これは、ナローダウンといっていますが、絞り込みです。このセミナーは、万人向けではなく、あなたのような人のためのものですよ。だから…。だから、申込みボタンをクリックして申し込んで下さいね、というのが最後のAですね。

まとめてみましょう。プロブレム、アジテーション、ソリューション、ミッション、アフターイメージ、ナローダウン、アクション、これでPASoMANAです。

データをとれるところがネット集客のメリット

ちなみに、もうひとつ大事なことを途中で言ったのに気づかれたでしょうか?それが、「お客様の反応率が違ってくる」という話です。これ、なんで分かるかというと、データを検証しているからです。

これ、実はインターネットで集客するときの大きなメリット。ホームページを見ているお客様が、何分ぐらい見たか、そして申し込んだかどうかがデータとして分かるんです。

このデータを見ていると、本当に言葉一つ変えただけで反応率が違うというのも見えてくるので、試行錯誤をしながらクオリティの高い、つまりお客様の興味を惹きつけて、そのまま申し込んでくれるようなページ作成をしていただけるといいかと思います。

ちなみに、もしこのホームページ作成に本気で取り組みたい方は、もうひとつヒントとして「ヒートマップ」というものも紹介しておきます。これは、より詳細な分析で、ホームページの画面を見ながら、「このボタンはクリックされている」とか、「ここまではスクロールダウンされてお客様が見ているけど、ここから下はほぼ見られていない」というのが分かるデータです。もし、より詳しく知りたい方は導入してみて下さい。

 

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この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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