自分では意外なほど気づきませんが、話し方にはその人特有の癖があるものです。言い間違いや口癖なら笑ってすませられますが、ときには利き手を不快にするような悪癖を持つ人もいます。なので、仕事上人前で話す機会が多い方は、プロの指導を受けることをお勧めします。なぜこういう考えになったのか、経験談を元に紹介します。

英会話で気づいた話し方の悪い癖

もうね、ビックリなんですけど、話し方のクセ、悪い癖ってのはあるものですね。たとえば私の場合、サシスセソのサ行の発音がダメなんです。

それ、そもそも気づいたのが英語のレッスン。私はオンライン英会話をずーっと続けていて、それもメインで発音の矯正のためにやっているんですよ。恥ずかしい話、ものすごいジャパニーズイングリッシュで、ネイティブに通用しないぐらい。

ところが。これは本当に恥ずかしいんだけど、自分ではまともな発音をしているつもりだったんです。もちろんネイティブなみとは言わないけれど、それっぽく聞こえているよねって。でも、録音してみると、ぜんぜんダメ。

日本人の場合、あるいはとくに男性に多いかもしれませんが、発音の練習ってやらないじゃないですか?英語をうまくなろうと思ったら、まずはボキャブラリ。当然文法。そして英作文っていろいろ取り組んだんですが、発音はすっかり抜けていたんです。

なので、ここ5年ぐらいかな。発音は本格的に取り組んでいます。

で、オンライン英会話に戻って。発音の練習。そうすると、複数形の最後のエスの音が抜けてるってよく指摘されるんです。たとえば、カップ、カップス。このスの音が聞こえないよね、と先生に指摘されるんです。え?ホント?と思って、自分の発音を録音して聞き直したら、「あ、たしかにスの音が消えてるわ」と気づきました。

日本語でもある話し方の悪い癖

それで、思ったわけです。と言うことは、日本語でもスの音が消えているんじゃないか?って。やっぱりこれも、録音、というかZoomの録画を聞き直しました。そうすると、消えているんですよね。○○です。と言うときの最後のスが聞こえない。

え~、なんで?と思って調べてみると、舌の位置が悪いみたいです。本来的には、サシスセソは舌が上の方に来る。ところが、私は舌を下げて、下の歯の後ろぐらいのポジションで発声していたんです。だから、自分では音を言っているつもりでも聞こえなかったんですね。

で、こう言うのって、なかなか気づかないじゃないですか。私の場合は英語の発音レッスンをやっていたから分かったわけであって。そうすると、倉島さんみたいなプロに教えを請うて、悪いところをズバッと指摘してもらう、だけじゃなく、それをどう改善したらいいかを指導してもらうのは大事だと思うんです。

人を不快にさせる話し方

とくに、仕事で人前で話す機会がある人ならなおさら。っていうのは、テレビに出てるような人でも話し方がダメな人っていますからね。たとえば、某局の編集委員の方。たぶんね、アナウンサーじゃないからちゃんとした表現力のトレーニングは受けていないと思うんですよ。そのせいで、引き音。何か言うたびに、シーって言う音が入るんです。うわーっと思いました。これ、全国の人に見られているのかよ、と思うと気の毒になったくらいです。

あとは、某局のお天気キャスター。この人もやっぱりアナウンサーではないから、表現力のトレーニングを受けているわけじゃないですよね。そうすると、話し方が独特なんです。言葉の最初にアクセントを置くのね。明日の関東地方は、曇りのち晴れ。洗濯物を干すには、ちょうどいい陽気になりそうです。

もう、聞き苦しいったらない。私はその人が現れるたびにチャンネル変えていますからね。別に、悪い人ではないと思うんですよ。なんかこう、見るからに誠実そうで。でも、この人の話を聞きたくないなって思っちゃうんです。正直。

やっぱり、そう言うのって損だと思うんですよね。ということで、人前で話す機会がある人は当然ですが、ビジネス上のコミュニケーションを円滑にした方は、来週、5月26日のライブ配信、そして倉島さんは実はセミナーにもご登壇いただきますので、6月5日(日)13:00からの講座をぜひチェック下さい。

 

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この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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