明後日に開幕を控えたJリーグ2023年シーズン。その中からサガン鳥栖の魅力を紹介します。Jリーグに詳しくない方からしたら、「地方の1クラブでしょ?」と思うかもしれませんが、実はそこには多くの魅力が隠れています。ここでは下記の5つの魅力に絞ってお届けします。魅力その1:監督がスゴイ。魅力その2:アナリストがスゴイ。魅力その3:育成力がスゴイ。魅力その4:輩出力がスゴイ。魅力その5:選手がスゴイ。

監督が魅力のサガン鳥栖

魅力その1。監督。川井健太監督。インタビューとか読むと、すごく深く考えている様子が伝わってきます。今でもおぼえているけど、昨年のシーズン夏の、8月31日の川崎フロンターレ戦の後。相手は強敵、川崎ですよ。0-4でボロ負けです。私なんかは、力でねじ伏せられたって感覚で、ボー然としてました。試合後。

ところが。川井健太監督のコメントがよかった。抜粋してみます。「川崎Fさんが調子を上げている中で、対策を練って臨むというのも選択肢にありましたが、われわれは川崎Fさんを見習いたいと思っているので、ここでうまくかわしても何も残らない感じだなと思った。」

そう、交わすんじゃなくて、真っ向勝負。いつかは川崎を追い越そうと言うことで、気概を感じます。

ちなみに、冒頭にも紹介しましたけど、日経新聞のインタビューから言葉を拾ってみましょう。「旗をポンと一本だし、「ここに来てくれ」の方が良い。この状況では赤の旗、このときは青、別では黄色などといろいろ言うと昨期のような迷いのないサッカーにはならない」

なんか、ビジョンを示すと言うことで、ビジネスにも通じるものがあります。川井監督と話すこと、できないかな。「強者の戦略、弱者の戦略」とか、聞いてみたいな。

では、魅力その2。アナリストの玉木さん。いや、インタビューとかで知っているわけではないんですが、この人、スゴイ人なんじゃないかと私は勝手に想像しています。ウチみたいな規模の小さいクラブでは、戦術はキモになると思うんですよ。ちょっとね、昨期の川井監督の話とは矛盾するけど。それを支えているのが玉木さんだと思います。

チームに来られたのが2021年、監督は前任のキムミョンヒ監督時代ですけどね。その頃から、チームの戦術がよくなってような気がしています。1996年生まれだから、まだ20代?お若い方ですけど、玉木さんの功績もあったんじゃないかな、なんて勝手に想像しています。応援しています。

育成力を支えるスタッフの熱意

では、魅力その3。育成力がスゴイ。15歳以下とか、18歳以下とかのカテゴリーで日本一になったりして、その中からトップチームに上がってくる選手もいる。ウチみたいな小さいクラブは、選手の流出も多いのが正直なところ。「え~、また名古屋にとられたの?」なんてぼやきたくなるけど、それを埋めるかのように新しい選手がどんどん下の年代から上がってくるというのは、ものすごい魅力。中には、サガン鳥栖のアカデミーで育って、ドイツのバイエルン・ミュンヘンに移籍した選手もいるぐらいですからね。世界的にも育成力があるって言っても良いんじゃないかな。

ここも、アカデミーに関わっているスタッフの方の熱意が見えるようで、本当に頭が下がります。クラウドファンディング、またやってくれないですかね。私も一口乗りますんで。結局、こういう、クラブに関わっている人がみんなで同じ方向を向いているって言うのが、魅力なんでしょうね。

ちょっと微妙な人材輩出力

では、魅力その4。選手の輩出力。サガン鳥栖で活躍した選手がビッグクラブに移って、そこで活躍していると、ちょっと複雑ですけど、うれしいような、悔しいような気持ちになります。たとえば、昨季で言うと樋口雄太選手。あの名門鹿島アントラーズでバリバリのレギュラーとっていましたからね。あるいは、私が大好きな選手で、吉田豊選手。昨季まで名古屋で活躍されてました。そろそろウチに戻ってきてくれないかな。

では最後、魅力その5はもちろん選手。キーパーの「パギさん」ことパクイルギュ選手。プレーを見ても好きだったけど、youtubeのインタビュー聞いたらますます好きになりました。ディフェンスでは中野伸哉選手。昨季で言えば、夏の名古屋戦とかおぼえてます。相手のマテウス選手だったのかな?と、バチバチニやり合って一歩も引けを取らなかったのがカッコいいな、と。

そして、本田風智選手。あの、スペースに入ってくる動き。映像で見てて、「あ、ここ空いてるな~」と思うと、すーっと本田選手が入ってくるんですよね。で、必ず首を振って周りを確認。もう、こういうプレーだけでサッカーIQの高さが分かります。

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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