私の応援するサッカーチーム、サガン鳥栖が2部落ちになってしまいました。

悔しい、という以上に後悔が残ります。

実は私、こういう展開もあるかなと懸念していたのです。

それも2年前に。

ただ、周りが盛り上がっている中、遠慮してしまって口には出せませんでした。

あのとき、自分の考えを勇気を持って言ってたら、最悪の事態は避けられたのかもと後悔するばかりです…

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あらためまして、こんにちは。「MBAの三冠王」ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。

※MBAとは…末尾に詳しく

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ここまで書いてアレですが、私はサガン鳥栖のチーム関係者ではなく、1サポーターに過ぎません

クラウドファンディングでお金を出しているので、まあまあ熱狂的なサポーターかな。

だからクラブの運営方針や監督の戦術に口を出せるわけではないのです。

ただ、2年前「これはマズいかも」と思ったのも事実。

それは2023年シーズン開幕の時でした。

監督は言うわけですよ。

「口には出来ませんけれど、みなさんの求めている、一番良いものを」

と。

https://www.youtube.com/watch?v=rxI9v5pPlsw

要するに優勝を狙うぞ、という宣言です。

でも、それムリだから、と私はすぐ思いました。

だって、チームとしての戦力差が大きいですからね。

Jリーグのチームごとの年俸総額ってイメージつきます?

ランキング1位はヴィッセル神戸で、18億円を超えます。

その後も大きなクラブは軒並み10億円超え。

それに対してサガン鳥栖は6億円を切るぐらい。

もう、圧倒的に戦力が足りていないわけです。

普通に考えたら勝てるわけはありません。

だとしたら、狙うのはJ1残留。

できればトップ10に入るというのが妥当な目標でしょう。

そんなチームが優勝という目標をぶち上げたら、うまくいかないに決まっています。

ビジネスの世界では「強者の戦略、弱者の戦略」と言いますが、サガン鳥栖が強者の戦略をとろうとしてもムリなんだよね、と思うのです。

ただ、こう言うのって、せっかく盛り上がっているチームに水をかけるようで、口に出せないじゃないですか。

だから私もちらっと「弱者の戦略って言うのがあって」と書くにとどめました。

https://kida.ofsji.org/archives/5063

でも、こういうのを大きな声で口に出したら、2部降格のような屈辱は避けられたんじゃないかとも思うんです。

周りの目を気にして、本当に言いたいことを言えないのは不健全だよな、と改めて気づきました。

念のためですが、私はサガン鳥栖は優勝を狙えるチームだと思っています。長期的には。

ただ、そのためには弱者の戦略を突き詰める必要があります。

要するに差別化。

他のチームがやっていないことに取り組むんです。

たとえばそれは育成に力を入れることであったり、アジアの強豪チームとネットワークを構築することであったり、選手のメンタル面での改善を図るテクノロジーなど。

こういうのを見るのが、サガン鳥栖のような「弱者」を応援する面白みなんですよね。

今季は残すところあと1試合。

それをしっかり見届けてから、来季に向けて構想を練っていきたいと思います。

sagan tosu photoPhoto by masashihara

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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