上司にとって部下へのフィードバックは難易度が高いものです。とくに、「褒めると叱る」の割合は悩むもの。ところがそれには「正解」があったというのは、心理学の偉大な発見です。具体的には、

というのは直感的にも納得できるのではないでしょうか。

あ、これ、厳密には「褒めると叱る」ではないです。「ポジティブなストリーク」と「ネガティブなストローク」の比率です。たとえば、仕事を頑張っている部下に、差し入れとしてリポビタンDをあげるというのもポジティブなストロークに入ります。必ずしも言葉である必要はないですね。

ただこれ、そのまま日本人に当てはまるかは若干疑問はありますが。とくに、職場においては上司の厳しい指導とか当たり前の会社がありますからね。そうするとむしろ、

と言う方がピンとくる方の方が多いかもしれません。

上述の部下へのフィードバックの難しさを乗り越えるために、研修を行うわけですが、研修の効果測定というのはひとつの大きなテーマになっています。

ただ、ここ(↑)にも書いたとおり、この分野はなぜか欧米発の研究結果が多くてなんとも。純粋に不思議なんですけれど、日本人の社会科学系の研究者の方って、どういう分野で論文を執筆されているんでしょうか?

単に私が知らないだけなのか、あるいは予算の関係で実験とかやりにくいのか、知りたいものです。

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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