日本の電子書籍市場では圧倒的地位のAmazonですが、本場米国では違うようで…
米国ではAmazon以外にもある電子書籍プラットフォーム
いまKindle出版に関していろいろ調べていて、その一環で読んだのが「Kindle出版先進国アメリカから見た日本の作家が今やるべき3つのこと」。そこで描かれた米国の電子書籍市場は、日本のそれとはずいぶん違うようです。
まず気になったのが、電子書籍を発行するプラットフォーム。日本だとAmazon一強ですが、米国ではさまざまあるとのこと。しかも、業界大手の「ドラフト2デジタル」と「スマッシュワーズ」が合併したという話は興味深く読みました。
ラノベ?が売れる米国電子書籍市場
さらに、電子書籍の内容もずいぶん違うという印象です。日本ではなんと言ってもマンガが第一。そしてノウハウ系をまとめたものが続く印象です。ところが米国では個人著者が書いた小説が売れているとのこと。美男美女が活躍するロマンスが多いそうで、日本で言うラノベに当たるかと思いました。
日本のビジネス書は米国でも売れるのでは?
ふと思いましたが、日本のビジネス書を米国に持っていったら売れるのではないでしょうか。というのは、米国のビジネス書はまだるっこしいものが多いから。たとえばこんな感じです。
私の友人にビリーという男がいるが、彼は毎週教会に通う習慣があった。ある日曜日の礼拝に出席するために車を運転していると…
とエピソードが続いて、「いったい何を言いたいの?」と疑問に思うことがよくあります。
その点日本のビジネス書は親切です。ポイントをしぼった説明、わかりやすい図解、章ごとのまとめなど、読者に分かってもらう努力を「これでもか」というぐらいしています。このフォーマットは米国で儲けると思うのですが、どうでしょう?
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中。
- 投稿タグ
- Kindle