年末年始は撮りためたテレビ番組を見るということで、NHKスペシャル「大谷翔平が語る2024 ~試練と決断 そして頂点へ~」を見ました。そこで語られていた「なぜドジャースは強くあり続けられるのか」が面白かったです。

単なる有力選手の集まりではない常勝ドジャース

ドジャースには大谷選手をはじめとしてMVPクラスの有力選手がそろっているのはご存じの方も多いでしょう。実際、選手の年俸総額もメジャー30球団中最高で、そのせいで「ぜいたく税」も払うことになったそうです。

ただ、ドジャースが常勝軍団たり得ている理由は、単に有力選手をお金で集めているだけではないとのこと。大谷翔平選手いわく、

やっぱり外から見てると『やっぱり単純な戦力差かな』というか。それはね、いい選手たちがいてというふうに見えがちだと思うんですけど。実際中に入ってみて、必ずしもそれだけではないですし。むしろそれ以外のところというのが、常に勝っていくチームというのはやっぱり違うのかなと思いますね

とのこと。

「ドジャースの戦法」を貫き通すことが常勝の要因

では、常勝ドジャースを支える「それ以外のところ」とは何なのか?その答えの一端が、ドジャース関係者の間では「チームのバイブル」的な扱いの「ドジャースの戦法:The Dodgers’ Way to Play Baseball」であるとNHKスペシャルでは紹介されていました。

そこに書かれているのは、「盗塁で一つでも多くベースを進めること」、「チームのためにプレーすること」など、当たり前のことのような印象を受けました。ただ、それを有力選手が本気で実践しているところが常勝の常勝たるゆえんなのでしょう(MLBに詳しい方から見ると違和感もあったようですが)。

関係者全員が貫き通す理念がサガン鳥栖にはあったのか?

ここから話は一気に飛びますが、私が応援するサッカーチームサガン鳥栖。今年はJ2に降格という残念な結果になってしまいましたが、「ドジャースの戦法」に当たるチームの理念はあったのかという反省があります。もちろんそれは選手だけに求めるものではなく、運営サイドやサポーターも含めて「サガン鳥栖はこうあるべきだ」が共有されていなかったのが、J2降格の要因の一つではなかったか。そんな苦い思いを噛みしめながら見たNHKスペシャルでした。

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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