「異業種交流会=ムダ」じゃない。成功のカギは運営にあった!

異業種交流会に行ったはいいものの、「ただ立ち話をしただけで、特に成果なし…」 なんて経験、ありませんか?

私も何度か経験があります。名刺交換はするけれど、それ以上の深い話にはならず、仕事につながる情報も得られない…。

「交流会なんて、やっぱりムダなのか?」

そう思っていたところ、昨日 HRプロさん主催の交流会 に参加して、「ムダにならない交流会」の仕掛けを体感しました。


「出会いの質」を高める3つの仕掛け

この交流会が他と違ったのは、以下の3つのポイントでした。

事前に参加者リストが配布される → どんな人が来るのか、狙いを定めて準備ができる!
最初に「点呼タイム」がある → 誰がどこにいるか把握でき、目当ての人と確実に話せる!
運営側が積極的にマッチング → 「この方と話したら良さそうですよ!」とつないでくれる!

これだけの仕掛けがあると、「せっかく来たのに誰とも有意義な話ができなかった…」ということは ほぼゼロ になります。


「異業種」よりも「同業種」交流会の効果

さらに今回は、人事系サービスを提供する企業が集まる「同業種交流会」だったことも成功要因のひとつ。

「異業種交流会」だと、話が広がりすぎて 「結局何の話をすればいいのか…?」 となりがちですが、同業種なら話題が共有しやすく、深い情報交換ができます。

実際、今回の交流会では 「なるほど!」 と思う情報がいくつも得られ、参加した価値を強く感じました。


とはいえ、時にはムダの中にこそ真実が

ただ、気をつけなければいけないのは、同業種交流会だと狭い世界でしか話ができないこと。実際昨日のHRプロさんの交流会でも、「知り合いの知り合い」みたいな話題がたくさん出ていました。

でも、これ「だけ」ではビジネスはうまくいきません。経営学では「両利きの経営」といいますが、ひとつの分野を深化(深掘り)するだけでは不十分。「探索」、すなわち新たな領域に知見を広げることが、成功のひとつの要因です。

昨日の交流会は「深化」の場でしたが、「探索」のためにも完全な異業種交流会にも参加していきたいと思います。

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この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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