知識面での儲け、金銭面での儲け、心理面での儲け
投資をすることで、経済ニュースが分かってくるという知識面での儲け、お金が儲かるという金銭面での儲け、安心という心理面での儲けがあります。逆に言うと、投資をやらない人はこれらを「気づかずに逃している」ことになります。とはいえ、投資に時間をかけて本業が疎かになるのは本末転倒。3つの儲けをフルに活かせる投資法を紹介します。
投資を始めるなら日経225インデックスファンド
まず結論。投資を始めるならば、1万円で「日経225インデックスファンド」を買うのが一番のお勧めです。これ、日経平均株価と連動する商品なので、日経平均が上がれば儲けが出る、下がれば損失が出ることになります。
結果として「投資のアンテナ効果」が得られます。まるでアンテナが立ったかのように、経済ニュースがどんどんと頭の中に入ってくるということです。
ということで、投資を投資のためだけにやるのではなく、経済ニュースが分かるという「知識面での儲け」があるのが3つの儲けの1つ目です。
もともと私が始めたのもそれ。いまから20年ほど前。角川総一先生が書かれた「経済ニュースが分かる本」に書いてあったのをそのまま実践しました。当時、日経平均株価は2万1千円。それから長いどん底の時代があったけど、先日売却して儲けが出た。「金銭面での儲け」。もちろん、「うまくやれば」ですが。
インフレに対応するには分散投資
「うまくやれば」というのは、損をすることもあるから。たとえば、私は原油に連動する商品を買っています。ところがこれ、みるみる値下がりで大きな含み損を抱えています。考えてみれば、シェール革命があり、原油の供給が多くなったんですね。振り返って見れば失敗だっと分かります。ちなみに、この動画撮影のためにさっき値段を確認したら、マイナス60%。もうガッカリです。
ただ、これはこれでいい(半ばは強がりですけれど)。なぜなら、投資は分散すべきだから。つまり、原油関連だけでなく、株も債権も金(ゴールド)にも投資をして、徹底的に分散するのがおすすめです。
そうすれば、あっちで負けてもこっちで勝って、トータルで見ればプラスになれば良い。分散しておくと安心。これが「心理面での儲け」。
逆に言えば、投資をしていない人は、財産の分散ができていないことになります。何かあった時に、それ「だけ」になっていると不安です。
たとえばインフレ。ものの値段が高くなって、ビックマックは390円だけど、1,000円なんて時代が来るかもしれない。いまは正直、多くの人はピンとこないでしょう。過去20年以上デフレ傾向が続いているから。でも、コロナ禍でお金をバンバンばらまきました。それも、世界中の政府が。そうすると、インフレというシナリオは十分可能性があります。現実に、アメリカなんかでは住宅価格のインフレは起こっているわけですし。
もちろん、インフレは来ないかもしれません。それこそ先程のシェール革命のように、大事なことを見逃しているのかも。でも、どんな経済情勢になっても対応できるようにするのが大事だと私は思っています。
ということで、まとめ。経済ニュースが分かってくるという知識面での儲け、お金が儲かるという金銭面での儲け、安心という心理面での儲け。三つの儲けを得るために、日経225インデックスファンド、つまり日経平均株価に連動するものを買いましょう。
ただ、最後に注意ですが、投資のやりすぎは良くないと思っています。やらないのはもったいないし、やり過ぎるのもダメ。「うまい儲け話はないか」と眼をぎょろぎょろさせて、仕事がおろそかになるのは本末転倒です。せいぜいが、1年間に5時間ぐらいしか投資にはかけない、というのが正解です。
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この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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