アメリカ初の予測記事の紹介です。

アメリカ初 AIが人材育成に与える影響8つの予測

まずは元記事から。「時の試練に耐えた2024年のAI予測8つ(8 AI Predictions for 2024 That Stood the Test of Time)」と題された記事を紹介します。界最大の人材育成コミュニティ、ATDに投稿されたものなので、AI (人工知能)が人材育成に与えるインパクトを考察したものです。それが下記の8か条。

プロアクティブAI Proactive AI
洗練された AI と生の AI Refined vs. Raw AI
管理者向けリモートトレーニング Remote Training for Managers
労働力の多様性 Workforce Versatility
スキルアップとスキル再習得 Upskilling and Reskilling
日常生活の改善 Improving Daily Life
雇用市場の変化 Job Market Shifts
AIバイアスへの対処     Addressing AI Bias

いかにAIからよいアドバイスを引き出すか

この中から最初の「プロアクティブAI」を見てみましょう。元記事によると、

AI は、入力を待つのではなく、ユーザーのニーズを予測するようになりました。(中略) HR 分野では、従業員の役割やスキルのギャップに基づいてトレーニング コースを自動的に推奨する AI ツールが生まれ、L&D チームが従業員のニーズに先んじて対応し、よりカスタマイズされた学習体験を提供することが容易になりました。

とのこと。ちなみに文中のL&Dは”Learning & Development”を指し、人材育成と読み替えていただければと思います。

内容自体は極めて妥当で、このようなChatGPTの使い方は私も予想していました。原状では人間主導でウェブサイトにアクセスして質問(プロンプト)を投げかけて回答を引き出すという感じに。でも、将来的にはAIが人間の仕事ぶりを見ておいて、「もっとこうしたらいいですよ」とアドバイスをくれる世界になるでしょう。

と言うことは、逆に人間の役割、もしくは仕事のし方が変わってきて、「いかにAIから上手にアドバイスを引き出すか」が重要になってくると個人的には思っています。何だか本末転倒な気がしなくもないですけどね。

chatgpt photo

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中