「人工知能に仕事を奪われる」という話題はよく聞きますが、どこか他人事でした。ところが実際に直面すると、けっこうショックです。
おでんづくりが私の仕事
我が家の年末年始の定番と言えば「おでん」。具を継ぎ足し継ぎ足ししていけば調理の手間もかかりませんし、のんびりと過ごすのに最適です。これが何年も続いているわけですから、私は密かにおでんづくりの腕前に自信を持っていました。「マイ鍋」も買ったしね。
2代目となるマイおでん鍋
人工知能付き自動調理器ホットクックの腕前は?
ところが。今年は人工知能搭載の自動調理器、シャープの「ホットクック」で作ってみようとなったのです。具材を入れて出汁を入れて、後はスイッチポンですからこれぞ簡単調理…。でも、こんな手抜き料理みたいのでおいしくなるはずないじゃないですか。おでんというのは、シンプルなだけに奥が深いわけで。
で、実際にホットクックで作ったのを食べたところ…
おいしかった。めちゃくちゃおいしかった。私が作ったのより何倍もおいしかった。
家族にも大好評で、私はあっさりとお役御免。仕事をホットクックに奪われてしまったのです。
悔しいか?と問われたら、悔しくないです。それくらい味の差が明白で、「まいった」という感覚。
このような出来事、これからの時代多くなっていくのでしょう。おでん作りぐらいならいいのですが、本業が奪われたとき、どうしたらいいだろう、と考えました。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中。
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