「戦略」と聞くと、「難しそう…」と感じるかもしれません。でも、大丈夫。実は、多くの企業が活用している王道の戦略立案プロセスがあり、それが クロスSWOT分析 です。
単なるSWOT分析とは違い、「自社の強み・弱み」と「外部環境の機会・脅威」を掛け合わせ、 具体的な戦略オプションを導き出す のが特徴です。これさえ理解すれば、あなたの会社も 明確な成長戦略 を描けるようになります。
クロスSWOT分析とは?
クロスSWOT分析では、以下の4つの要素を掛け合わせて戦略を考えます。
✅ 順風満帆(強み × 機会)
自社の強みを活かしてチャンスを最大限に生かすには?
✅ 追風展帆(弱み × 機会)
機会を逃さないために、どんな弱みを克服すべきか?
✅ 逆風上等(強み × 脅威)
強みを活かして市場のリスクを乗り越えるには?
✅ 沈没回避(弱み × 脅威)
最悪のシナリオを防ぐために、何に注力すべきか?
このように、単なる情報整理にとどまらず、 「だから、何をすべきか?」 まで導けるのがクロスSWOT分析の強みです。
クロスSWOT分析の落とし穴
「王道のフレームワーク」とはいえ、クロスSWOT分析は完璧ではありません。
クロスSWOT分析の弱点①:戦略が平凡になりがち
クロスSWOT分析は「当たり前の戦略」になりやすく、 イノベーションを求める企業には不向き です。そんな時は 他業界の事例を応用する「戦略展開」 も視野に入れましょう。
クロスSWOT分析の弱点②:最終判断が主観に依存
導き出した戦略オプションの中から 「最も重要な戦略目標」 を決めるのは、最終的には主観です。一般的には 「順風満帆」ゾーンから選ぶと成長性が高い ですが、状況によっては「沈没回避」を優先すべき場合もあります。
なぜ単なるSWOT分析では不十分なのか?
SWOT分析もよく使われるフレームワークですが、「情報整理はできたけど、だから何?」になりがち。
クロスSWOT分析のように 強み・弱みと外部環境を掛け合わせることで、具体的な戦略を導き出せる のです。
まとめ:クロスSWOT分析で戦略を明確に!
戦略立案に迷ったら、まずはクロスSWOT分析を試してみましょう!
「自社の強み × 外部環境の機会」を最大化し、「弱み × 脅威」に備えることで、より 実践的な戦略 が立てられるようになります。
この記事を書いた人
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木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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