講師という仕事柄、「人が学習する仕組み」には興味があります。テクノロジーの進歩で大きな変革を迎えそうな予感。

原発デブリの取り出しもバーチャル・リアリティーで?

まずビックリしたのがVR (バーチャル・リアリティー)の活用。

ホントかよ、と思いつつも、1000人以上の人が体験したのだから本当なのでしょう。

この投稿ではは対象がけん玉とのことですが、バーチャル・リアリティーというのは、「危険で人間がイケない状況」みたいなところでこそ真価を発揮すると理解しています。そうすると、たとえば今話題になっている原発の廃炉のためのデブリの取り出しにも応用できると思いました。

バーチャル・リアリティー環境で機械の操作を習熟すれば、実際に放射線量が高くて人間が近づけない環境でも、よりスムーズに取り出しができるようになったりして。

お次の面白いのがエクソスケルトン。

これも「ホントかよ」と思いましたが、効果は検証されているんでしょうね。

哲学者が説く学習論には疑り深くあるべき

一方で、学習の理論に関しては、やや眉唾もあると感じています。たとえばこれね。

そもそもとして、私は哲学者に対して不信感を持っているので、こういう提言を聞いても、それこそ「ホントかよ」。エビデンスに基づいていない机上の空論に聞こえてしまいます。これは哲学者のせいではないけど、ラーニング・ピラミッド、いわゆる「講義を聴くだけでは学習の定着率は5%、本を読むと10%…」というのも根拠がないと言われていますしね。

学習における人間の可能性はまだまだ開発の余地が大きいモノの、そのためにはしっかりとした実証研究が求められると感じます。

virtual reality photo

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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