後楽園ホールで開催されたLジム主催の興業に行ってきた。格闘技の試合をナマで見るのは本当に久しぶりだ。記憶をたどってみると…1999年6月ごろの修斗の試合が最後かもしれない。横浜文化体育館で行った、メインに佐藤ルミナvs.宇野薫戦をすえた興業だ。となると、じつに6年ぶりのナマ観戦と言うことになる。
自分自身の上達という観点においても、観戦は意味がある。格闘技の世界では「見取り稽古」などと言う言葉があるくらいで、人の試合(もしくは練習)を見ることにより自信の上達につながるというコンセプトは昔からある。

もう少し科学的に分析すると、他人の試合を感情移入してみることによってその人のスキーマを想像し、それとの比較により自身のスキーマをより豊かにしていくということだ。結果として、あるインプットを受けたときにとりうる選択肢の幅が広がり、より良い選択肢を選び取る可能性が高くなり、パフォーマンスも向上するということだろう。
この意味において、自分の練習するジムの選手が出ている試合を見るのは、非常に意味がある。それだけ感情移入をしやすく、スキーマの想像が容易に出来るだろうからだ。
結果を言ってしまうと、残念ながら試合は判定で負けてしまった。良いパンチはあったのだが、なんと言っても手数が足りず、スプリット・デシジョンにはなったが、最大で4ポイントぐらい差をつけたジャッジもいて、そちらの方が妥当な判定だと感じた。
どうもこの試合はリマッチのようで、前回の試合で負けた相手のモチベーションが高かったし、最後まで勢いが衰えなかった相手をほめるべきだろう。
技術的なことで気づいた点は以下の通り。
-ガードは大事。しっかりと拳を目の上まで挙げてガードしていれば、出会い頭のパンチをもらうこともない
-とはいえ、ガードが高いと攻撃力は落ちる
-自分の間合いをつくること。パンチが出せなかったのは、相手の間合い(中間距離)につきあってしまったせい。バッティングになるぐらいまでくっついてLBFを使えれば良かった
-リズム。1+2+LBFというリズムを作れれば良かった
-相手サイドが言っていた、「腰の位置!」というアドバイスの意味合いは?腰が伸びないように?

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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