「AI(人工知能)は、どこまで進化するんだろう?」と不安にかられることってないですか?そんなときに読みたいのがグーグルでAI開発をしているカーツワイルさんの未来予想です。

グーグルAI開発者、カーツワイルさんのAI未来予測

人工知能に関する予測はいろいろありますが、私はカーツワイルさんの予測が一押しで面白く感じます。そのココロは、単に人工知能にとどまらず、社会全体へのインパクトが予見しているから。

たとえばこちら。

すべての企業がITとAIの技術を使わざるを得なくなるので、いわばすべての企業がIT企業となり、業種の区別がなくなる(メーカーはグーグルやアップル、マイクロソフトやアマゾンと同じ土俵に乗るし、航空会社や路線会社もUberや自動運転タクシーと同じマーケットを争うことになる)

人工知能がどう進化するかと言うよりも、どんな業界もAIの影響を受けずにはいられない時代がやってくるとの予言です。

AI進化の自社への影響を考えてみる

当然、当社も例外ではありません。ウチの会社はビジネスのスキルアップの研修やセミナーを提供するというのが本質です。ただ、考えてみると、これって明らかにAIと競合します。

たとえば、ビジネスの実力不足を実感している人がいたとしましょう。目の前に選択肢が並べられます。

  • セミナーに参加するか、もしくは
  • 人工知能に聞くことでピンポイントに答えが分かる

近い未来、後者を選ぶ人が多くなるというのは、十分あり得ます。

カーツワイルさんの予測によれば、このような状況がありとあらゆる産業で起こるとのこと。

メーカーはグーグルやアップル、マイクロソフトやアマゾンと同じ土俵に乗るし、
航空会社や路線会社もUberや自動運転タクシーと同じマーケットを争うことになる

と、そのインパクトは計り知れないものがあります。

考えずには済まされない、AIの自社へのインパクト

冒頭の疑問に戻りましょう。「AI(人工知能)は、どこまで進化するんだろう?」と問題提起しましたが、これは考えても意味がないと思います。だって、どこまでも進歩するわけですから。

むしろ考えるべきは、

AIの進化が自分の業界にどんな影響をもたらすだろう

ということでしょう。これによって未来を予測することが、今全てのビジネスパーソンに求められているのです。

ちなみに、元のカーツワイルさんの記事はこちら。私が読んだのは最近ですが、書かれたのは2018年と7年前でした。予言の中にはハズレているものもありますが、「ChatGPT登場前」にこのような未来を想像していたのはオドロキです。

prophecy photo

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中