社員のビジネススキルを加速するMBA式人材育成

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Skype終了のニュースで考えた

Skype(スカイプ)がサービス停止だそうです。テレビ電話サービスとしては老舗ですが、最近はすっかりZoomにその座を奪われた感があり、やむを得ない判断なのかもしれません。

というか、Skypeの提供元であるマイクロソフト自体が最近はTeams推し。個人的にはTeamsは使いにくいので、むしろSkypeを既存のOffice製品に統合した方がいいような気もしますけどね。

Skypeヘビーユーザーの方は、過去のチャット履歴などバックアップをとっておいた方が良さそうです。

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知らないものは検索できない~情報過多時代を生き抜くシン検索法

「動画を撮ろう!」と思い立ったとき、意外に困るのが環境設定。撮影機材やカメラの配置も大事ですが、実は一番の敵は“ノイズ”だったりします。

私自身、この問題にはずいぶん悩まされてきました。前のオフィスでは、いい感じで収録が進んでいても…

ピーポーピーポー!
救急車のサイレンが入って撮り直し。

せっかく集中していたのに、また一からやり直し…。こんなことが何度もあったので、「静かな環境こそ正義!」と、思い切って地下のオフィスに引っ越したのです。

ところが最近、あることに気づきました。

「あれ、これって別に引っ越ししなくても解決できたのでは?」

ノイズ問題、OBSの設定で解決できる

きっかけは、録画ソフト「OBS」の設定を見直したこと。OBSは無料で使える高機能な録画ツールですが、その中に「ノイズ制御」という機能があるのを発見しました。

試しに設定を調整してみたところ…

めちゃくちゃ良い!

これまで気になっていたホワイトノイズ(サーッと流れる環境音)もスッキリ消えて、驚くほどクリアな音質に。今まで「静かな場所で撮影しなきゃ」と思い込んでいたのですが、ソフトの設定だけでここまで変わるとは。

もしこの機能を最初から知っていたら、オフィスの引っ越しなんて必要なかったかも…。

「検索できる範囲」を広げるという発想

OBSにはまだまだ知らない機能が山ほどあることに気づき、情報収集を始めました。そのとき役立ったのが、CastcraftさんのHP。OBS関連の解説だけで150ページ以上もあり、知りたいことがほぼ網羅されているという圧倒的な情報量です。

それにしても、なぜこれまでこの情報にたどり着けなかったのか?

答えはシンプル。

「自分が検索できる範囲」が狭かったから。

今の時代、ネット上に情報はいくらでもあります。でも、検索するには「何を調べればいいのか」を知っている必要があります。つまり、自分が知らない概念や専門用語は、そもそも検索すらできないのです。

だからこそ、

「検索スキル」=知識の広がりそのもの。

検索力を鍛えることで、見えていなかった情報にアクセスできるようになる。これは、まさに「探索」のアプローチそのものですね。

「知らないことを知る」ために、まずは「知らないものの存在に気づく」。
これができると、仕事でも学びでも圧倒的に差がつくのかもしれません。

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LINE公式アカウントはプロモーションに使えるのか?Kindle出版を機に考えてみた

「LINEが商売にも使える」という話、聞いたことあるでしょうか?

いわゆるLINE公式アカウントというものですね。私もいくつか登録していますが、ほぼスルー。

どうしても「LINEは親しい人とのコミュニケーション用」というイメージがあって、頭の中でクーポンと結びつきません。

ところが。

そんな私が自分のLINE公式アカウントを作ろうと四苦八苦しています。

Kindle出版と相性がよいLINE公式アカウント

キッカケになったのは、Kindle出版。例の、Udemy会計入門セミナーを文字おこしして出版しようというプロジェクトです。ちなみに、この文字おこし、結局のところはうまくいかずポチポチと自分で執筆するという羽目になりました…… (この話題もいずれどこかで)

それはさておき、本題のLINE。

どうやら、Kindle出版とLINE公式アカウントは相性がよいらしいのです。

Kindle Unlimitedなんかを使っている方は、Kindle本の最後の方に読者特典としてLINE公式アカウントの紹介があるのを見たことがある方も多いでしょう。実際、多くの著者がLINE公式アカウントを活用して、読者との交流や情報発信を行っています。

機能が豊富すぎて使いこなせないLINE公式アカウント

じっさいに触ってみると、LINE公式アカウントは機能豊富でビックリしました。確かにこれなら、使い方によっては読者との交流やプロモーションに役立つと思えます。

ただ、機能が豊富な分だけ「あれも、これも」と手を出すと、わけが分からなくなりそう。まずはシンプルな使い方をして、慣れてきたら色んな機能を試したいと思います。

使いこなせば、強力なプロモーションのツールになると確信しました。

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子供の教育を哲学する~先週のMBAの心理学

先週の「MBAの心理学」は、教育哲学シリーズです。元ネタは孫泰蔵さんの冒険の書 AI時代のアンラーニングから。
特に今回テーマになっているのは子供の教育。

実はこの分野、昔から色々な工夫がされています。たとえば、これ。

1799年と言えばフランスでは革命の後で、個人の権利が確立されているころでしょう。これがイギリスにも伝播して、幼年期からの教育に力を入れ始めたのでしょうか。

ちなみに日本では、松平定信による寛政の改革が終わったころ。当時の日本の識字率は世界的にも高かったという説があり、日本でも教育には力を入れていたようです。こういう蓄積があったからこそ、その後の明治維新や国力の発展に繋がったのでしょう。

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「プロティアン・キャリア」って結局なんだ?——ミドルエイジ・クライシスを超えるヒント

昨日はプロティアン・キャリア協会さんのイベント「人的資本経営2025マニフェスト」に参加してきました。もともと協会内部の方向けの内容だったようで、場違いだったかな?と少し恐縮しつつも、結果として学びの多い時間になりました。

特に印象的だったのが、「プロティアン・キャリア」という概念についての発見です。

プロティアン・キャリアとは変幻自在?

「自分の軸を持ちつつ変幻自在に生きる処方箋」

これがプロティアン・キャリアの基本的な考え方だそうです。「アイデンティティ × 変化対応力」とも表現されていましたが、正直なところ、最初はピンときませんでした。「変幻自在」と言われても、それが具体的にどういう状態なのか、いまいちイメージが湧きません。

さらに、イベント中のスピーカーの方々が「苦しんでいる人を救いたい」というような表現をされていたのも気になりました。キャリア論の話で、なぜ“救う”という表現が出てくるのか?

しかし、この疑問は懇親会での会話を通じて氷解しました。

プロティアン・キャリアは「ミドルエイジ・クライシス」の処方箋

懇親会でお話した方がこんなことを言っていました。

プロティアン・キャリアは、ミドルエイジ・クライシスを乗り越えるキッカケになる

なるほど、と納得しました。

大手企業に入り、キャリアを積み、仕事で成果を上げる。そんな順調なキャリアの先に、ある日ふと「これからどうしたらいいんだろう?」という疑問が湧くことがあるそうです。いわゆる“喪失感”や“迷い”に直面する瞬間ですね。

その迷いを乗り越え、自分が本当にやりたいことを見つけ、新しいキャリアの可能性を広げる——それがプロティアン・キャリアの本質なのだと理解しました。

私自身はどうなのか?

実を言うと、私はこの手のミドルエイジ・クライシスを感じたことがほぼありません。「どの会社で働くべきか」「独立すべきか、会社員のままか」など、キャリアについての悩みはもちろんありました。でも、毎日が必死すぎて「これからどうしたらいいんだろう?」と立ち止まる暇もなかったのが正直なところです。

だからこそ、最初にプロティアン・キャリアの話を聞いたときにピンとこなかったのでしょう。

交流会での学びと次回への期待

懇親会では、他にもたくさんの発見がありました。HRプロさんの交流会でも感じましたが、やはり同じ業界の人たちとの対話は得るものが多いですね。今後もこうした場には積極的に参加したいと改めて思いました。

ただ一点、交流会のくじ引きに思った以上に時間が割かれていたのが惜しいと感じました。せっかく色々な方と話せる貴重な機会だったので、もう少しネットワーキングの時間を長く取れると嬉しいですね。もしお邪魔でなければ、次回のイベントも参加したいと思います。

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人手不足解消の切り札になるか?官主導のハイスペシニア人材マッチング

人手不足の解決策は「専門職シニア」にあり?

いまや、あらゆる業界で深刻な人手不足。企業は採用活動を強化し、既存社員の定着を図るために様々な施策を打ち出しています。しかし、その一方で「人が足りない」という課題の本質的な解決には、まだまだ試行錯誤が続いているのが現状です。

ところが、意外なところに突破口があるかもしれません。それが「専門職シニア」の活用です。

シニア人材が中小企業の救世主に?

2025年3月26日付の日経新聞によると、関東経済産業局などが主導し、専門知識や経験を持つシニアと、その知見を求める中小企業をマッチングする取り組みを実施しているとのこと。実際に登録されている人材を見てみると、その豊富なキャリアに驚かされます。

  • 銀行の営業経験者:資金調達や財務戦略に強みを持つ
  • 電機メーカーの工場長経験者:生産管理や現場改善のプロ
  • 外資系メーカーの海外部門出身者:グローバル展開に精通

中小企業にとって、これほど心強い人材はないでしょう。

シニアにとっても「第二のキャリア」

もちろん、メリットがあるのは企業側だけではありません。シニア人材にとっても、これまで培ったスキルを活かしながら社会貢献ができるのは大きな魅力。単なる「働き続ける場」ではなく、やりがいを感じられる場になっているのです。

この取り組みは2011年からスタートし、すでに5,000社以上が参加。登録シニアの数も693人に達し、もはや定着した制度といえるでしょう。

民間の顧問派遣サービスとどう違う?

近年、民間企業でも「顧問派遣サービス」を展開する企業が増えています。これらのサービスと比べた場合、官主導のマッチング制度の強みはコストの低さにあります。中小企業にとって、優秀な人材を手頃な価格で確保できるのは大きな利点です。

人手不足が叫ばれる今、このような「知見を持つシニア層の活用」は、今後さらに広がっていくのではないでしょうか?

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メルマガMBAの三冠王 Vol.380 「面倒くさい」からこそやろう~災害時に役立つ必須アイテム

突然ですが、富士山が噴火したときの準備ってしていますか?

「いやいや、いきなりどうした?」と思うかもしれませんが、最近ちょっと気になることが続いているんです。

  • 気象庁が「火山灰警報」の導入を提言
  • NHKで避難所の特集が放送される
  • 品川区から簡易トイレキットが配布される

これらをつなぎ合わせると、ふとこんな考えがよぎります。

もしかして政府は、富士山噴火の予兆をつかんでいるのでは…?

なので私は、非常用持ち出し袋を整理しました。

もっとも力を入れるべきが…

(さらに…)

人事部向けプレゼン勉強会のご報告

本日は人事部門で働く方向けのプレゼン勉強会でした。ご来場いただいた方、ありがとうございます。

高知からご参加の懐かしい顔もあって、こういうのがリモート講義のいいところですね。

内容は、1時間という制約の中で大事なことをお伝えすべく、工夫しました。後半に何とか時間をとって、「プレゼンテーション・チェックリスト」をちゃんと解説できたのはよかったかな。

プレゼンテーションは、内容が多岐にわたるだけに本格的に学ぶとそれなりに時間がかかります。

今回はエッセンスだけでしたが、4月から人事の方がプレゼンする際に活用いただけると幸いです。

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富士山の噴火に備える

気象庁が「火山灰警報」を導入することを提言したそうです。いわく、

車が走行できなくなる目安の3センチ以上の深さの火山灰が降ると予想された際に「火山灰警報」を発表し、30センチ以上では雨が降ると木造家屋が倒壊するおそれがあるため、警報より一段強く厳重な警戒を呼びかけるべき

それはそれで大事ですが、このタイミングでなぜ?と言うのが気になります。富士山の噴火に関する情報を政府は手に入れているんでしょうかね?

  • 食料・水を多めに備蓄する
  • 除灰作業に使うスコップを用意しておく
  • マスクとゴーグルを非常用持ち出し袋に

のような準備をして奥にこしたことはないですね。

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お賽銭をPayPay払いはアリ?ナシ?そこから見えた「祈りの本質」とは

お賽銭がキャッシュレス

最近、神社でお賽銭がPayPay払いできるって知ってました?

確かに、現金を持ち歩かなくてもお参りできるのは便利だし、お賽銭泥棒のリスクも減る。これはこれで合理的な進化なのかもしれません。

…でも、私はPayPay払いはしませんけどね。


お賽銭は「払う」行為ではなく「捧げる」行為

キャッシュレス決済はスマートでスピーディーですが、お賽銭ってただのお金のやり取りではないと思うんです。

「命の次に大切なお金を、対価を求めることなく捧げる」

この行為自体が、ある種の覚悟や誓いにつながる。だからこそ、「喜捨(きしゃ)」という言葉があるのでしょう。

「財の転移」という観点では実物貨幣でもPayPayでも同じワケですが、PayPayでピッと済ませると、喜捨の感覚が薄れてしまうと懸念します。


私が毎晩、お賽銭を捧げる理由

私が日々お参りしている「蛸薬師」には、ちゃんとお賽銭箱があります。

夜、1日の終わりに「手を合わせ、誓いのマントラを唱える」という行為が、自分の気持ちを整えるきっかけになっています。

便利さを追求するのも大事。でも、こういうアナログな行為こそが、人の心を支えているのだと思います。

ホンモノのアンラーニングが実現できるかも?~先週のMBAの心理学

「アンラーニング」って、本当にできるの?

「アンラーニング」という言葉、人材育成の世界で最近よく使われます。

「これまでのやり方を忘れ、新しいスキルを身につけよう!」

…と聞くと、なるほどと思うかもしれません。

でも、これって単に 「新しい行動パターンを獲得する」 だけの話では?
結局、「学び直し(リラーニング)」 じゃないのか?

この手の、新しくてかっこいい言葉を使うけど表層的に過ぎないのは、私は嫌い

そう思っていたのですが…

実は、 本当に「学習を消す」ことができるかもしれない のです。


脳科学で「記憶を消す」ことができる?

最近の研究によると、光遺伝学的手法 を使えば、あるタスクの記憶に使われたシナプスを操作できる可能性があるそうです。

つまり…

「特定の記憶を消して、非習熟の状態に戻す」

ことができるかもしれない。

これは、まさに アンラーニング そのものです。ちなみに↑はタイプミスがあるので、修正いたします。「捜査」→「操作」、「被成熟」→「非習熟」。こういうのは恥ずかしい。


薬物依存や悪習慣を「忘れる」未来?

もし 「特定の記憶を消す」 ことができるなら、

  • 薬物依存から抜け出す
  • 悪習慣を断ち切る
  • 不要な思い込みをリセットする

といったことも可能になるかもしれません。

たとえば、喫煙習慣を「シナプスの結合を弱めることで消す」ことができれば、禁煙はぐっと楽になるはず。

これが実現すれば、「意志の力に頼らない行動変容」 が可能になるかもしれません。


「頭をよくするデバイス」も登場?

ちなみに、こうした脳を操作するデバイスの開発は、欧米の方が進んでいます。

つまり、「記憶を強化する」 ことも、「不要な記憶を消す」 ことも技術的には可能になりつつある。

こういうデバイス、ちょっと試してみたいと思いませんか?


「学び続ける力」+「不要な記憶を消す力」

「アンラーニング」は単なる言葉遊びではなく、
もしかすると 本当に「学習を消す技術」 が確立される時代が来るかもしれません。

そうなったとき、「学び続ける力」 に加えて、「不要な記憶をリセットする力」 が求められる時代になるのでは?

あなたは、この未来をどう思いますか?

ボーカロイドが変えた音楽の世界──プロシューマー革命と新時代のスターたち

ボーカロイド、と聞いてピンときますか?「初音ミク」に代表される、コンピューターが歌を歌う音楽技術です。

これが、今や世界的なブームになっているという事実に驚かされました。そんな衝撃を受けたのが、先日のNHKスペシャル「日本発”ボーカロイド文化”」。

でも、なぜこれほどまでに人気なのでしょうか?


ボーカロイドがもたらした「プロシューマー化」

この現象を自分なりに解釈すると、ボーカロイドは音楽の世界に「プロシューマー化」をもたらしたと言えます。

「プロシューマー(Prosumer)」とは、「プロフェッショナル(Professional)」+「コンシューマー(Consumer)」の造語。つまり、一般の消費者がプロのように創作し、発信する時代が来たということです。

YouTubeが映像分野でこの流れを加速させたのと同じように、音楽の世界ではボーカロイドがその役割を果たしました。

これまで楽曲制作には高いハードルがありましたが、ボーカロイドの登場によって「自分で作って、すぐに発表できる」時代が到来。その結果、個人のクリエイターが世界中に音楽を届けられる環境が整ったのです。


プロシューマーがプロフェッショナルへ──新時代のスター誕生

さらに興味深いのは、プロシューマーとして音楽を作り始めた人たちが、いまやプロとして活躍していることです。

NHKスペシャルでは、次のようなアーティストが紹介されていました。

Ado
YOASOBI
きくお

彼らはボーカロイドを駆使し、ネットで楽曲を発表するところからキャリアをスタート。そして、いまや世界中にファンを持つトップアーティストになっています。

これこそ、プロシューマー文化がもたらした新たなスター誕生の流れです。


ボカロ文化は「心の拠り所」なのか?

一方で、NHKスペシャルの取り上げ方には少し違和感もありました。

番組では、「生きづらさを感じる若者がボーカロイド楽曲に救われた」という視点が強調されていました。でも、それって本当にボカロ人気の本質でしょうか?

確かに、歌詞に共感する人は多いでしょう。でも、海外も含めた熱狂ぶりを見ると、単純に「音楽としてカッコいいから聴いている」という層のほうが圧倒的に多いように思えます。


論より証拠。聴いてみたら納得した

こういうときは、頭で考えるよりも実際に体験するのが私の流儀。

さっそくSpotifyで前述のアーティストを聴いてみましたが… Adoさん、めちゃくちゃカッコいいですね

特に「唱」とか、予備知識なしに聴いても「これはハマるわ」と思いました。

ボーカロイド文化は、単なる一過性のブームではなく、新しい音楽のあり方を示しているのかもしれません。

「プロが作った音楽を消費する」時代から、「誰もが音楽を作り、発信する」時代へ。ボーカロイドが生み出したこの流れは、これからさらに加速していくのでしょう。

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タピオカティーから見えるZ世代の消費特性

ついに… 人生初のタピオカティー を飲みました。

正直、流行っていたときに一度くらい試すべきだったんでしょうが、気づけばブームもひと段落。ようやく「どんなものなのか?」を体験する機会がやってきました。


おいしい…けど、値段に驚いた!

注文したのは「黒糖ブラックミルク」。甘さ控えめ にしたのに、それでも 想像以上に甘い…!

でも、それよりも驚いたのは お値段

670円

これ、新橋ならランチ1食分です。

「え、これを若者が気軽に飲んでるの?」と思った瞬間、ある仮説が浮かびました。


タピオカ人気=若者の消費スタイルの変化?

「こんな高いドリンクが流行るなんて、不景気じゃないのでは?」と思いがちですが、実は 「お金の使い道」が変わっている のかもしれません。

昔は、若者がこぞってCDや雑誌にお金をかけていました。でも、今は スマホがあれば音楽も情報も手に入る

その結果、「モノ」より「体験」にお金をかける ようになったのでは?


「プチ贅沢」=今どきの若者の価値観

タピオカはその象徴かもしれません。

✔ 「高級な食事ではなく、ちょっと特別なドリンク」
✔ 「形に残らないけど、友達とシェアできる楽しさ」
✔ 「SNS映えする、ちょっとしたイベント感」

昔の若者 vs 今の若者の消費スタイル は、タピオカ1杯からも読み取れるのかもしれません。

あなたは「670円のタピオカ」、どう思いますか?

メルマガMBAの三冠王 Vol.379 「もし5年前に戻れたら…」で後悔も反省もない決断を

まずはご報告から。

先週紹介したKindle出版の外注化、うまくいきました。

このクオリティは、自分でやったらできなかったですね。

https://corporate.ofsji.org/file/mba-kaikei/book_edition_small.png

では、本題。

4月の新年度が迫って、新たな体制になる方も多いのでは?

そんなときに見直したいのが自部署の戦略。

これにぴったりのフレームワークが「逆タイムマシン経営」です。

ちなみに、「逆」です。ただのタイムマシンではありません。

これが自身の戦略立案力UPに「効く」理由は…

(さらに…)

HRプロさんの交流会で気づいた両利きの経営。探索と深化をバランスよく

「異業種交流会=ムダ」じゃない。成功のカギは運営にあった!

異業種交流会に行ったはいいものの、「ただ立ち話をしただけで、特に成果なし…」 なんて経験、ありませんか?

私も何度か経験があります。名刺交換はするけれど、それ以上の深い話にはならず、仕事につながる情報も得られない…。

「交流会なんて、やっぱりムダなのか?」

そう思っていたところ、昨日 HRプロさん主催の交流会 に参加して、「ムダにならない交流会」の仕掛けを体感しました。


「出会いの質」を高める3つの仕掛け

この交流会が他と違ったのは、以下の3つのポイントでした。

事前に参加者リストが配布される → どんな人が来るのか、狙いを定めて準備ができる!
最初に「点呼タイム」がある → 誰がどこにいるか把握でき、目当ての人と確実に話せる!
運営側が積極的にマッチング → 「この方と話したら良さそうですよ!」とつないでくれる!

これだけの仕掛けがあると、「せっかく来たのに誰とも有意義な話ができなかった…」ということは ほぼゼロ になります。


「異業種」よりも「同業種」交流会の効果

さらに今回は、人事系サービスを提供する企業が集まる「同業種交流会」だったことも成功要因のひとつ。

「異業種交流会」だと、話が広がりすぎて 「結局何の話をすればいいのか…?」 となりがちですが、同業種なら話題が共有しやすく、深い情報交換ができます。

実際、今回の交流会では 「なるほど!」 と思う情報がいくつも得られ、参加した価値を強く感じました。


とはいえ、時にはムダの中にこそ真実が

ただ、気をつけなければいけないのは、同業種交流会だと狭い世界でしか話ができないこと。実際昨日のHRプロさんの交流会でも、「知り合いの知り合い」みたいな話題がたくさん出ていました。

でも、これ「だけ」ではビジネスはうまくいきません。経営学では「両利きの経営」といいますが、ひとつの分野を深化(深掘り)するだけでは不十分。「探索」、すなわち新たな領域に知見を広げることが、成功のひとつの要因です。

昨日の交流会は「深化」の場でしたが、「探索」のためにも完全な異業種交流会にも参加していきたいと思います。

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オンボーディングのコツ(Tips)50個がまとめられた文章が公開されているが…

これまでにない人手不足…。乗り越えるためにオンボーディングに力を入れている企業も多いでしょう。

その具体的なノウハウを知りたい…と言うときに参考になる「オンボーディングガイドブック」がネット上で公開されています。こういうのはありがたい…

のですが、個人的には若干見にくいと感じてしまいました。

その理由は、情報を集約するのにMiro (ミロ)という特殊なソフトが使われているから。もちろん、

利用用途やシーンに応じて検索がしやすくなったり、「コミュニティ」としてみなさんの意見を反映できるようになったり、とより広い使い方が可能です。

という執筆側の意図は分かるし賛同もしますが、慣れない身にはちとツライ状況です。

ただ、Miroがすぐれているな、と思ったのは、pdf形式でエクスポートもできるところ。私はこれをプリントアウトして読むという、ものすごいアナログなやり方をしてしまいました。

トレたまの商品を考察してみた:道設計さんの車椅子電動アシスト「押シスト!」

マーケターとしての勘を研ぎ澄ますための「トレンドたまご」チェック。今回は「後付け車椅子電動アシスト」です。

「押シスト!」は、後付け車椅子電動アシストパーツ

昔に比べて、車椅子を街中で見ることも多くなりましたよね?

駅などバリアフリー化が進んでいるおかげだと思うのですが、それでも推す人の負荷は高そう。階段がスロープになったとはいえ、勾配が急なところってあります。

しかも、これからは「老老介護」も増えていくでしょう。押す人の高齢化も進めば、たいへんさもなおさら。

そんなときに救いになるのが「押シスト!」です。ポイントは、「後付け」。従来の手押し車椅子に後付けで電動機能を付加できるパーツです。

「押シスト!」はアリかナシか

では、いつものフレームワークでこの商品の将来性を考えてみましょう。

先に結論を述べると、私はこの商品は「アリ」だと思います。

上述のとおり、明確な痛み(ニーズ)があるためです。もうね、この動画を見るだけで、「これ、欲しい!」と思います。価格が20万円弱を想定されているそうで、それがネックになりそうですが、たとえば介護施設を運営する事業者が購入して、あっちの車椅子、こっちの車椅子と使い回すこととかあり得るのではないでしょうか。

発売は今年中を目指されているようで、楽しみです。

Pain:痛みはあるか?(明確なニーズはあるか): 上述のとおりあります。

Competitor:その痛みがこれまで解決されなかった理由は?:電動式のシニアカーが競合と思われます。ただ、最初から電動式ではなく、「後付け」という点で明確に差別化を図れていると考えました

Now: 今回は痛みが解決できる根拠は?:モーター、バッテリーあたりの技術開発が進んで、発売可能になったと想像します。あと、安全対策も必要そうですね

Promotion: プロモーション上の工夫はあるか?:上述のとおり値段がやや高めなので、最初はB2C市場ではなくB2Bを狙っていくのがよいのではないでしょうか。規模の経済が効いてコストダウンできたらB2Cに乗り込むというシナリオですwheel chair photo

「サイボーグ化」する人間の脳

性格とか好き嫌いは大人になったら変わらないと思うじゃないですか。

ところが、私たちが考えている以上に人間の脳は柔軟であることを示したのがこちらのデックネフ実験。

このように自分の好みを変えることができるとしたら、キャリア選択など大きく変わりそうです。

一方で、外部のデバイスで頭をよくしようという試みは、若干気味悪さを感じます。

だんだん人間の脳も「サイボーグ化」していくのかもしれません。

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ルンバが中国企業に膝を屈する日~ハイパーコンペティションというビジネスの現実

ロボット掃除機のパイオニア「ルンバ」が苦境に立たされています。

理由は明確。中国企業の台頭 です。

かつて革新的だったルンバですが、今や競争相手はさらに賢く、便利な製品を市場に投入。これが示すのは、現代のビジネス環境では 「安泰」なんてものは存在しない という厳しい現実です。


ルンバを買って感動、でも…

私がルンバを買ったのは2012年。最初は 「掃除が全自動でできるなんて最高!」 と感動しました。

当時喜んで撮った動画がこんなところに残ってました。

…が、その感動も長くは続かず。

電源ケーブルを巻き込んで身動きが取れなくなる
椅子の下に入り込んで、自力で出られない
掃除が終わっても、部屋の隅にゴミが残る

その結果、使用頻度はどんどん下がり、いまでは 週に1回動かせばいい方 という状態に。

この「ルンバへの小さな不満」を見逃さなかったのが、中国企業 ロボロック(北京石頭世紀科技) でした。


ロボロックがルンバを超えた理由

ロボロックが開発したロボット掃除機は、なんと アーム付き
進行方向に 邪魔なものがあれば、それを片付けてから掃除をする というのです。

しかも、日経新聞によると 人工知能で物を認識し、おもちゃはおもちゃ箱、靴下は洗濯かごに片付ける という驚きの機能まで搭載。

…いやいや、本当にそんなことができるの?
と思って動画を見てみたら、できてしまっている

こうして 「ちょっとした不満」を解消する形で、イノベーションが生まれ、市場が奪われる のです。


「ハイパー・コンペティション」— もはや、持続的な競争優位は存在しない

ロボット掃除機という市場を創造したのは 間違いなくルンバ です。
しかし、その立場に安住して 「改善」よりも「現状維持」を優先した結果、競争に敗れつつある

このような状況を、テューレーン大学の ロバート・ウィギンズ教授 は「ハイパー・コンペティション」と呼んでいます。

「持続的な競争優位など存在しない。一時的な優位の連鎖があるだけだ。」

ロボット掃除機に限らず、この現象はあらゆる業界で起こっています
イノベーションを怠った瞬間、競争に負ける。

では、私たちの仕事はどうか?
私自身も、改めて問いかけました。

「ウチの会社は、今月、今週、ちょっとでいいからイノベーションに挑戦したか?」

これを継続することなしに、ビジネスの発展はないのでしょう。roomba photoPhoto by pboyd04

「震災時に意外と困るもの」— その対策、本当に適切ですか?

震災時、何が一番困ると思いますか? 食料? 水? もちろんそれも大事ですが、実は トイレ が深刻な問題になるんです。

先日のNHK「トリセツショー」でも取り上げられていましたが、避難所のトイレ環境は想像以上に過酷。行列は当たり前、衛生環境は悪化、水分摂取を控える人も…。しかし、それが原因で 脱水症状や感染症のリスク が高まるという悪循環に陥ります。

そんな折、品川区から「震災用の簡易トイレキット」が送られてきました。

防災意識の高まりを感じる一方で、ふと疑問も。

この施策、本当に効果的?
どのくらいのコストがかかっているのか?
他にもっと優先すべき防災対策はないのか?

ちなみに、品川区長といえば、学校給食の食材をオーガニックに切り替えるという計画で話題になったことも。

「区民の声に応える」という姿勢は評価したいですが、その決定がエビデンスに基づいているのか? 予算配分として適切なのか? は、きちんと検証してほしいものです。

防災対策は「やった感」ではなく、実際に役立つものを。私たちも、どんな施策が本当に必要なのか、改めて考えてみる必要がありそうです。

メルマガ MBAの三冠王 Vol.378 最近話題の業務外注化で見逃せないこと

まずは業務連絡から。

先週お伝えした娘の予備校選びの後日談です。
https://kida.ofsji.org/archives/6427

では、本題。

外注先ってどうやって探しています?

今の時代、あらゆる業務を社内でやる必要はありません…

というか、やっちゃダメ。

ウチの会社のコアの業務は何か?

を絞り込んで、そこに集中。

非コアの業務はアウトソーシング<外注>するのが合理的な戦略です。

最近は、人手不足を解消するためにも注目を集めていますね。

とはいえ、その外注先を見つけるのが最大の課題。

私もまさにそんな苦労をしたところです。

発注したのは、Kindle出版の表紙デザイン。

例の、動画セミナーを文字起こしするというプロジェクトです。
https://kida.ofsji.org/archives/6185

発注の候補は、下記3人。この中から誰を選んだかというと…

※決め手になったのは値段ではありません

(さらに…)

若手の育成を加速するカバン持ち制度

タイムスリップではなかった「カバン持ち」

「カバン持ち」と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?

偉い社長の後ろをひたすらついて回り、鞄を運ぶだけの平社員——そんな昭和っぽい光景を思い浮かべるかもしれません。

でも、実はこの「カバン持ち」が、スキルの継承に意外なほど役立つというのです。

2025年3月5日付の日経新聞に、みずほ信託銀行の「カバン持ち制度」が紹介されていました。

みずほ信託銀行の「カバン持ち制度」とは?

みずほ信託銀行のコンサルティング部では、1989年の創設以来「カバン持ち」制度を続けてきました。そして今、それを令和版にアップデートし、若手の育成に活用しているそうです。

背景にあるのは、信託業務の専門性の高さ。通常の銀行業務とは違い、不動産や遺言といった高度な知識が求められる領域で、経験の積み方が難しいのです。

さらにもう一つの理由が、コンサルティング部の中心メンバーだった「バブル入社組」の定年。蓄積されたノウハウを次世代に継承するために、「カバン持ち」が有効な手段として見直されているのです。

「カバン持ち」が今こそ必要な理由

こうした課題は、何も信託銀行に限った話ではありません。

日本中の企業で、「ベテランが持つ暗黙知をどうやって若手に伝えるか?」が、今まさに問題になっています。

OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)だけでは限界がある中、実践を通じてリアルな学びを得られる「カバン持ち」のような仕組みは、むしろ今の時代にこそ必要なのかもしれません。

あなたの会社でも、先輩の経験を間近で学べる仕組み、考えてみる価値があると思いませんか?

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プレゼンで「立て板に水」は逆効果?信頼を勝ち取る伝え方とは

人事向けプレゼン勉強会を開催します。4月の新年度、人前で話す機会がある方はぜひおいで下さい。

 

プレゼン上手な人を見ると、「カッコいい!」と思いますよね。

でも実は、プレゼンが上手すぎると、かえって信頼を失うリスクがあるんです。

「え?そんなことあるの?」と思われるかもしれませんが、ちょっと想像してみてください。

流れるようなスムーズな話し方、完璧に作り込まれたスライド、淀みなく続く説明…。
最初は「おぉ、すごいな」と思って聞いていたのに、気づけばどこか白々しく感じてしまうこと、ありませんか?

「この人、調子のいいこと言ってるけど、本当のところどうなんだろう?」

私も、つい最近この違和感を覚えました。


予備校説明会で感じた「立て板に水」の違和感

先日のメルマガで書いたとおり、最近の私と言えば娘の大学受験のため、予備校探しに奔走する日々
某大手予備校の説明会に参加したときのことです。

登壇したのは、シュッとしたイケメン講師。
立て板に水のようなプレゼンが始まりました。

「この○○君は、最初やる気がなかったけれど、レベル別の講座のおかげで…」
「こちらの□□さんは、1つ合格したけれど、夢を諦めずに浪人して…」

次々と繰り出される「受験のミラクルトーク」。

でも、どこか引っかかるんです。
話し方があまりにスムーズすぎて、心に響かない。

「これ、毎回同じテンプレートを話してるだけじゃないの?」

そう思った瞬間、プレゼンへの興味がスーッと冷めてしまいました。


プレゼンの落とし穴:「上手すぎる」=「響かない」

この経験から気づいたのは、上手なプレゼンが必ずしも「伝わるプレゼン」ではないということ。

では、どうすればいいのか?

人の批判をするのは簡単ですが、自分も同じ落とし穴にハマっている可能性もあるわけで。ましてや、私はプレゼンテーションを指導する立場になることもあって、解決策を考えました。

一つの答えが、「対話型プレゼン」です。


信頼を勝ち取る「対話型プレゼン」とは?

「立て板に水」のプレゼンは、一方通行。
聞き手が本当に知りたいことを無視して、用意した話を一方的に押し付ける形になりがちです。

対話型プレゼンは、違います。

プレゼンターが問いかける
聞き手の反応を見ながら、興味のあるところを掘り下げる
会話のように進めることで、共感と納得を生む

たとえば、予備校の先生なら、

「皆さんが今、一番気になっていることは何ですか?」

と問いかけて、受験生や保護者の疑問に応じて話す内容を変えたらどうでしょう?

少なくとも私は、その場でリアルな対話が生まれた方が、ずっと信頼できると感じます。

もしあなたがプレゼンを練習しているなら、「立て板に水」を目指すのではなく、「対話型プレゼン」を試してみませんか?
きっと、聞き手の反応が変わるはずです。

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「セラミック・フィーバー」の光と影──大企業が去り、中小企業が成功した理由

「セラミック・フィーバー」の光と影──大企業が去り、中小企業が成功した理由

「セラミックス・フィーバー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

1980年代、日本では新素材「セラミック」を産業分野に活用しようとする動きが盛り上がり、「フィーバー」とまで呼ばれるほどの熱狂を生みました。自動車エンジンの金属部品をセラミックに置き換え、冷却不要のエンジンを実現する──そんな未来が描かれていました。

しかし、結果としてこのフィーバーは「失敗」に終わります。いま私たちが乗っている車のエンジンは、結局すべて金属製のまま。参入した大企業も事業化を断念し、撤退を余儀なくされました。

なぜ、「国家主導のイノベーション」は失敗したのか? そして、その裏で成功した企業とは?

産業政策の裏にチャンスあり?──「すきま」を狙った中小企業の逆転劇

セラミック・フィーバーの背後には、経済産業省(当時は通商産業省)の政策がありました。高度成長期を経て、「追いつけ、追い越せ」から「日本発の技術革新」へとシフトするための国家戦略でした。

ところが、この壮大な構想は大企業の撤退によって瓦解。しかし、同じセラミック技術を使いながら、静かに成功を収めた企業がありました。

それは、「エンジン」ではなく「電子部品」の分野でセラミックを活用した中小企業です。大企業が派手なイノベーションを狙うなか、小さな市場で着実に技術を磨き、競争力を確立していったのです。

この「すきま」を狙った戦略こそ、現在のスタートアップにも通じるヒントではないでしょうか?

「すきま」はどこに生まれるのか?──ベンチャーが狙うべきポイント

ベンチャーが成り立つ背景には、
技術革新──新たな技術が市場に登場し、大企業が対応しきれないフェーズが生まれる
市場の変化──消費者のニーズや産業構造が変わり、新たなビジネスの余地ができる

といった要素があります。

そして、ここに「政府の産業政策」という第三の要素が加わることが、今回のセラミック・フィーバーの例から見えてきます。

政府が推進するプロジェクトや補助金政策の裏には、思わぬ「すきま市場」が生まれる可能性があるのです。

次に狙うべき「すきま」は?──政府の動きを見極めよう

新規事業を考えるうえで、政府の産業政策をチェックすることは意外と重要な視点です。

✅ 政府が大きなプロジェクトを推進しているとき、その周辺に「誰も手をつけていない市場」が生まれていないか?
✅ 大企業がこぞって参入している分野で、彼らが見落としているニッチな領域はどこか?

この視点を持つことで、新たなビジネスチャンスが見えてくるかもしれません。個人的には、J-Startupの周辺領域とか面白そうな気がしています。

ちなみに、このテーマに関心がある方は、日経新聞で連載されている一橋大学・島本実教授の「産業政策の意図せざる結果」も必読です。ベンチャー界隈の方は、ぜひチェックしてみてください。

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「スマホ中毒」は本当だった~MBAの心理学

歩きスマホって迷惑ですよね。

行き先を探すために地図を見るならまだ分かるんです。でも、SNSとか動画とか見ている人いますからね。端から見てても「危ないんじゃない」って思います。

そう言えば、スマホに夢中なあまり踏切内に入ってしまって電車にはねられたなんて事故もありました。亡くなったご本人もさることながら、電車の運転士さんが気の毒。

なぜそんなことが起こってしまうのか?

答えは、「スマホ中毒」。

こうなると、歩きスマホを止めさせるためには治療的が必要と分かります。個人個人の問題と言うよりも、国とかが主導してできないものでしょうかね。

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スキルマップの「オープン化」による人材競争力の強化

最近、よく聞く「スキルマップ」という言葉、アメリカではどうなっているかをレポートします。ズバリ日米の違いは「オープン化」です。

スキルマップで持っているスキルを明らかにする

スキルマップは単純にいうと、

従業員の持っている(持つべき)スキルを可視化して社内で共有する

取り組みです。

いまスキルマップが求められている理由は、ビジネスを取り巻く環境変化。DXや人工知能など普及するにつれて、

  • 今のスキルだけでは変化に対応できない
  • 将来必要なスキルを特定して人材育成につなげたい
  • そのためにもまずは現状のスキルの棚卸が必要

と考える経営者が多くなっているのです。

ちなみに、厚生労働省はこの分野に大きく力を入れていますから、大きくは労働力の活用や成長分野への人の移動も視野に入れているのでしょう。

スキルマップよりもスキルベースの学習

アメリカにおいてもビジネス環境の変化に対応する必要性はまったく同じ。ただ、従来的にジョブ型の人事制度を採用していたため、「その人がどんなスキルを持っているのか」の可視化が進んでいました。結果として、「スキルマップ」という現状把握のアプローチは主流でなさそう。

むしろ、「スキルベースの学習 (skills based learning)」という、「新たにスキルを獲得すること」に、より多くの力が注がれている印象です。具体的には、

  1. 組織が必要なスキルを特定する
  2. 今従業員が持っているスキルとのギャップを明らかにする
  3. そのギャップを埋めるカリキュラムを提供する

となります。その際、「スキル」と言っても漠然としたものでなく、

理論的な知識に焦点を当てるのではなく、従業員が仕事にすぐに応用できる実践的なスキルに重点を置きます。これを「目的を持った学習」と考えてください。

というのが目新しいところでしょうか(Instructureグループのブリタニー・グッディング氏による)。

米国で進むスキルマップのオープン化

一方、スキルマップに関して日米で大きく異なる点は「オープンさ」です。米国企業では、たとえ社内研修であったとしても、その従業員がどのようなスキルを保有しているかを対外的にも示してあげようという動きがあります。具体的には、オープンバッヂで外部にも見える化することで、

資格認定がポータブルであることを確認して、従業員がキャリアを通じて持ち歩けるようにします。

と言うポリシーです(上述のグッディング氏)。

日本の場合、離職防止のために社内で人材を囲い込みたいというニーズが強くあります。結果としてスキルの見える化は外部には行わないでしょう。

しかし、長期的に人材競争力を高めるのであれば、むしろ逆です。

「外でも活躍できるスキル」を身につけられる企業の方が、結果的に優秀な人材を惹きつけ、育成し続けることができるのではないでしょうか。

スキルマップの導入を考える企業こそ、単なる「社内のスキル整理」ではなく、「従業員の市場価値を高める仕組み」を考えるべき時期に来ているのかもしれません。skill photo

パスタソースは「出身地」で選べ!調査から分かった意外な売れ線とは

週末のランチの定番といえばパスタ。

ソース選びも楽しみの一つですが、最近ふと気づいたことがあります。
「ピエトロのパスタソースって、おしゃれでおいしそうなのに、なぜか自分の好みにピッタリこない気がする…」

その違和感の正体を探っていたら、意外な答えにたどり着きました。

味の好みは地域で違う

ピエトロといえば、1980年に福岡・天神で創業 した「洋麺屋ピエトロ」からスタートしたブランド。パスタソースも、「レストランの味を家庭で楽しめるように」と生まれたものです。

ここでポイントになるのが福岡の味の傾向

日経新聞の調査によると、日本の味の嗜好は6つの地域ブロックに分けられ、それぞれに特徴があるとのこと。
その中で福岡を含む南日本エリアは、甘めの味付けが好まれる 傾向があるそうです。

言われてみれば、九州の刺身醤油って驚くほど甘いですものね。

パスタソースの“相性”は、地域の味と関係がある?

私は甘い味付けがあまり得意ではないので、もしかするとこの南日本の味の特徴 がピエトロのパスタソースに感じる「なんとなく好みと違う」理由かもしれません。

逆に、甘めの味が好きな人なら、ピエトロのパスタソースはドンピシャで合う可能性大。

この発見をきっかけに、「食材の出身地で選ぶ」という視点もアリ だな、と思いました。
例えば、関西の出汁文化が好きなら関西のメーカーの調味料を選ぶとか、東北の濃い味が好きならそちらのメーカーのものを試すとか。

「なんとなく合わない」「なんとなく好き」という感覚の裏には、意外な法則が隠れているのかもしれませんね。

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.37 娘の予備校選びでハマった泥沼

まずは業務連絡から。

人事向けプレゼン勉強会を開催することになりました。

https://presen.ofsji.org/houjin/jinji/

参加費無料ですので、新年度に人前で話す機会がある方はぜひおいで下さい。

「人事向け」と謳っていますが、このメルマガ読者の方なら人事でなくても歓迎します。

では、本題。

最近、予備校の説明会に行きまくっています。

というのも、ウチの娘は受験生。

ただ、浪人になる可能性濃厚なので、4月から通う予備校を探しているのです。

でも、どこの予備校も

  • うちの指導はすごい
  • 合格実績が圧倒的
  • iPad活用!

と、自分たちの強みを全力アピール。

そりゃあ商売ですからね。一人でも多くの生徒を集めたいのは当然です。

だから私の方は、何を基準に選んだらいいかが分からなくて迷走中。

こういうときには、根本に立ち返るのが私の流儀です。

どういうことかというと…

(さらに…)

憧れのブランドに感じた“違和感”──ファイナンシャル・タイムズの変化

海外発のブランドには、独特の魅力がありますよね。

エルメスやヴィトンのようなラグジュアリーブランドも素敵ですが、私が最も憧れたのは、英国の高級経済紙「ファイナンシャル・タイムズ(FT)」 でした。

あのピンク色の紙面が、なんとも洗練されていてカッコいい。ロンドン・ビジネススクール留学時代に定期購読したときは、「世界の経済を追う一員になったような気分」になり、ちょっと誇らしかったのを覚えています。

ところが最近、そんなFTの記事が日経新聞に掲載されるようになりました。
(2015年に日経新聞がFTを買収しているので、「最近」でもないかもしれませんが……)

でも、読んでみると違和感がある。

回りくどい言い回しが多く、
「で、結局何が言いたいの?」と感じることが増えたのです。

最初は翻訳の問題かと思いましたが、どうやらそうではない。
どうも元記事そのもののクオリティが落ちている ように思えるのです。

かつて憧れていたブランドが、いつの間にか“普通”になってしまった──
まるで、昔憧れていた「あの人」に同窓会で再会し、期待していた姿と違っていて幻滅するような、なんとも言えない気持ちになりました。

あなたにも、そんな経験はありませんか?

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人生を変えた師匠の教え──3月3日、私は毎年自問自答する

あなたの「人生の師匠」は誰ですか?

学校の先生じゃなくてもいいんです。会社の上司や人生の先輩、あるいは本や言葉を通じて影響を受けた人。

  • 自分を成長させてくれる
  • 自分の足りないところを教えてくれる
  • 「あの人みたいになりたい」と自然に憧れる

そんな存在があなたにはいますか?

私の場合、そんな一人が故スマントラ・ゴシャール先生です。

ロンドン・ビジネススクール時代に教えを乞うて、それだけでも「すげぇなぁ…」と圧倒される想い。

そして先日、改めてその偉大さを実感する瞬間がありました。

入山先生の「世界標準の経営理論」を読んでいたときのこと。そこにスマントラ先生の名前が登場し、思わず胸が熱くなったのです。

多国籍企業の戦略の方向性を理解する上で、MBAの教科書に間違いなく紹介されるのがIRフレームワークだ。(中略)ロンドン・ビジネススクールのスマントラ・ゴシャールが1990年代初頭に提示したフレームワークで、現在もMBAの授業では基本中の基本フレームワークとして紹介される。

思わず、「くぅ、かっこいい」と声が漏れました。スマントラ先生が若くして亡くなってしまったのはとっても残念だし悲しいのですが、その業績はいまだに輝き続けています。

ちなみに一昨日、3月3日はスマントラ先生の命日です。毎年このタイミングで、「自分はどれだけ近づけただろうか?」と自問自答する習慣がすっかり身についてしまいました。

もしここまで読んでくださったあなたにも、人生の師がいるのなら——
今日という日を、その人に思いを馳せる時間にしてみませんか?

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TEL 03-6459-0545 10:00 - 18:00 (土・日・祝日除く)

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