社員のビジネススキルを加速するMBA式人材育成

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MBAの三冠王 Vol.393 やっぱりただ者ではなかったイーロン・マスクの仮想発電所

まずは業務連絡。

Udemyでの戦略講座、ついにリリースとなりました。

期間限定のクーポンを用意したので、ぜひ使ってください。

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クーポンコード: XXXXXX

通常価格: 4,800円 → 1,300円 (特別価格)

有効期限: 6月30日(月) 23:59まで

詳細: https://www.udemy.com/course/mba-senryaku/

では、本題。

イーロン・マスクさんってどう思いますか?

電気自動車のテスラ、ロケットのスペースX、はたまたTwitter(X)買収。

天才か、それとも変人か--意見が分かれる人物ですが、私はクセが強すぎてあまり好きではありません。

ところが、ある構想を知って、一気に見方が変わりました。

それが「仮想発電所」。その正体は…

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UMass交流会から考える、MBAのこれから

昨日は米マサチューセッツ大学(UMass)のMBA受講生・修了生向け交流イベントに参加しました。

コロナ禍以降、リモートでの講義のみになっていたので、普段は画面越しでしか接していない受講生の方々とリアルで言葉を交わす機会。マスクも距離も気にせず話せる空間に、「ああ、本当にコロナは明けたんだな」としみじみ実感しました。

単なる「交流」で終わらない交流会の魅力

先日のHRプロさんの交流会で実感したとおり、やはりベースをおなじくする人たちとの対話は得るものが多いですね。単なる社交にとどまらず、ビジネス上のヒントがいくつも思い浮かびました。「MBA」を横軸に、業界も職種も異なるからこその発想の化学反応という感じ。このような交流会、ひいては卒業生ネットワーク<アルムナイ>は、今後ますます重要性を増していくと個人的には感じています。

差別化が問われるMBA

アルムナイの重要性が増すのは、MBAの差別化が今後重要になってくるから。

ひと昔前までは、「MBAを持っている」というだけで評価される時代がありました。しかし、いまやMBAはコモディティ化し、「持っているだけ」では差別化になりません。

だからこそ重要になるのが、“中身”とともに、卒業生のネットワーク。ビジネスに役立つ人脈が形成できているかが問われる時代になっています。最近流行の言葉で言えば、ソーシャル・キャピタルですね。

学校選びの新たな視点

これからMBAへの進学を考えている人にとって、学校選びは悩みどころです。教授の質やカリキュラム、ランキングも重要な指標でしょう。

でも、もうひとつ大切な視点があります。
それが「卒業後も続く関係性を築けるかどうか」。活発なアルムナイ・ネットワークを持つ学校かどうかは、卒業後のビジネス人生にも大きな違いを生み出します。

UMassの今回のような交流イベントは、その意味で非常に大きな可能性を感じさせてくれるものでした。

alumni photo

メルマガ MBAの三冠王 Vol.392 ゼロから磨く商売センス~Udemy戦略講座、もうすぐリリース

ご自身で、「商売センス」があると思いますか?

私はダメ。

コツコツ講座を作り込む「職人型」のセンスはある。でも、ビジネス的な勘や売り方のうまさとは無縁。

そんな私が、逆転を狙って立ち上げたのが、Udemyで近日リリース予定の「戦略講座」です。

実はこの講座、表のテーマは「戦略を学ぶ」ですが、裏テーマは「センスゼロでも商売上手になれる方法」。

そのヒントが詰まった先行動画はこちら(こっそり公開中)。

https://youtu.be/NAzjeTm4nbk

この講座を企画した背景は…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.390 名探偵コナンで学ぶ英単語、完成しました

ChatGPTを娘の受験勉強に使えないか…

そう思って漢文の教材づくりに取り組んだものの、失敗したのは以前お伝えしたとおり。

https://kida.ofsji.org/archives/6575

でも、良くも悪くも私はしつこい。

今度は英語の教材を作りました。

今回は、うまくいきましたよ。

【名探偵コナンで学ぶ英単語】※期間限定公開

https://corporate.ofsji.org/file/conaneng.pdf

The object that Conan found near the body turned out to be the murder weapon.

コナンが遺体のそばで見つけた物体は、凶器であることが判明した。

のような例文が並んでいます。

元になったのは、受験用単語帳の定番、「英単語ターゲット1900」。

ID番号をひも付けているので、既存の教材との連動もバッチリ。

でも、完成するまで、ChatGPTへの指令文(プロンプト)には苦労しました。

具体的には…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.389 8か条が明らかにする、若手社員のホンネの心情

4月のフレッシュな職場の顔が、気づけばどこか元気がない…。

そんな兆し、感じていませんか?

実は今の時期、メンタルが落ち込む“5月病”のピーク。

このタイミングの対応が、その後の定着や離職に直結します。

そこで今回は、若手の心の奥にある“本音”を探るヒントとして、日本能率協会さんによる「イマドキ新入社員の意識調査」を紹介します。

職場に若手社員がいる方は、絶対押さえたい8か条とは…

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MBAの三冠王 Vol.388 名探偵コナンで漢文を勉強しようと思ったらうまくいかなかった

まずは業務連絡。

決算書の読み方の無料勉強会、募集中です。1時間でサクッと学びたい方はどうぞ。

https://money-college.org/kaikei-nyumon/shoseki

では本題。

ウチの娘はただいま浪人中。

予備校の実力テストの結果を見ると、漢文のデキが悪い。

本人も苦手意識、というか好きになれないようで、そりゃ点数が伸びないよな、と思います。

これを乗り越えるために頼ったのが名探偵コナン。

そう、「あの」登場人物です。

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書評 井上洋市朗著、離職防止のプロが2000人に訊いてわかった! 若手が辞める「まさか」の理由

「若手の離職を何とかしたい…」。そんなときに手にとりたいのが井上洋市朗先生のご著書「離職防止のプロが2000人に訊いてわかった! 若手が辞める「まさか」の理由」です。

退職者300人に聞いて分かった本当の離職理由

本書の魅力は、300人以上の退職者へのインタビューを通して見えてきた「辞める本音」。
でも驚くのは、退職理由の聞き取りですら、万能ではないという指摘です。

なぜなら、

本人も、自分がなぜ辞めたのか、うまく言語化できていないことが多い
から。

つまり、表面的な言葉の奥にある“モヤモヤ”にこそ、退職の真因がある。
その深層をていねいに掘り下げ、対策の方向性を導いているのが本書の強みです。


「福利厚生を充実させれば、辞めない」は幻想だった?

大企業がよくやるのが、引っ越し一時金や家賃補助などの「手当」強化。
でも、それって本当に効いてるんでしょうか?

本書では、「50万円の転勤手当」が離職防止にはほぼ効果なしとバッサリ。
なぜなら、こうした制度は「不満の解消」にはなっても、「やりがいの実感」にはつながらないから。

これは、あの有名なハーズバーグの動機づけ理論でも説明されています。

  • 衛生要因(給与や制度)は、あって当たり前。なくなると不満。

  • 動機づけ要因(やりがい・成長)は、あって初めて満足。

なるほどと思いつつ、さらに本書ではこんな指摘も——

動機づけ要因は定量化が難しく、うまく扱わないと空回りする

結局、「これさえやれば辞めない」は存在しないという、現実を突きつけてくれます。以前書評として取り上げた「離職防止の教科書」でも同じ結論ですけどね…。


若手離職防止のカギは、課長にあり

じゃあ、誰がこの難しい個別対応の最前線に立つのか?

答えは明確です。
現場の上司=課長こそがカギを握っている。

本書のラストでは、産業能率大学の調査データが紹介されています。
2018年から2023年にかけて、「課長に求められる力」が大きく変わっているのです。

  • 「職場の構想を描く力」:12位→2位

  • 「事業戦略を立案する力」:17位→5位

つまり、若手は“未来を描ける上司”についていきたいのです。
制度や待遇ではなく、「この人と働きたい」と思えるかどうか。


最後に:離職率を下げたいなら、個別対応力を磨け

離職を防ぐ決め手は、「気の利いた制度」でも「高額な手当」でもなく、一人ひとりに向き合う“課長力”です。

すべての若手が求めているのは、
「自分の可能性を信じてくれる人」との出会いかもしれません。

この本を読むことで、その「目の前の一人」にどう向き合うかが変わる——
そんな一冊です。

井上洋市朗 著、離職防止のプロが2000人に訊いてわかった! 若手が辞める「まさか」の理由
画像はアマゾンさんからお借りしました

メルマガ MBAの三冠王 Vol.387 現金が先に入る?Amazonのキャッシュフロー戦略を解剖

決算書の読み方の無料勉強会を開催することになりました。

https://money-college.org/kaikei-nyumon/shoseki

先日出版したKindle書籍との連動企画ですが、本を読んでいない方にも分かりやすく解説します。

テーマは「キャッシュフロー」。

…と聞くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はAmazon躍進の背後にあった秘密が分かるんです。

通常のビジネスは、

仕入れて、売って、現金回収

ところが、Amazonはこの常識を覆しました。

なんと、仕入れる前にお金を手にしているのです。

その秘密を解く鍵が、CCC (キャッシュ・コンバージョン・サイクル)です。

どういうことかというと…

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遺伝子で自分のルーツを知ると、世界の見え方が変わるかもしれない話~先週のMBAの心理学

「自分の祖先って、どこから来たんだろう?」
そんな問いを、ふと考えたことはありませんか?

私はそれが気になって、遺伝子検査を受けたことがあります
結果は――祖先は中国・揚子江流域の人々だったそうです。

なんだか不思議ですよね。今、こうして日本に暮らしているけれど、自分のルーツははるか海の向こうから続いてきたものだったとは。

「騎馬民族説」のロマンと、科学で近づく真実

「日本人はどこから来たのか?」
かつては“騎馬民族が渡来してきた”という説がロマンを呼びましたが、最近では遺伝子研究によってかなり詳しい系統が解明されてきています。

性格まで?リスク感覚と遺伝子の関係

さらに面白いのは、リスクを取るかどうかという行動傾向も、実は遺伝子に関係しているかもしれないという研究。

とはいえ、“遺伝子が全て”ではない

もちろん、注意しなければいけないのは「遺伝子=性格・運命」と決めつけるのは早計だということ。
人は文化や教育、環境に影響を受けながら育っていきます。

リスクを取らないのも、個性。
それを変える必要があるかどうかは、自分で選べばいいんです。

でも、自分の背景や特性を「知る」ことで、
選択肢が増えるのもまた事実。


あなたも、自分のルーツをたどってみませんか?

私たちは何者なのか。
その答えは、思いがけない場所に隠れているかもしれません。

歴史、心理学、遺伝子――
こうした視点で自分を見直すと、少し未来の見え方が変わってくる気がします。

MBAの三冠王 Vol.386新作決定!リーダーのための「使える戦略」講座、始動します

動画学習サイトUdemy(ユーデミー)での次回作、始動します。

今回はズバリ「戦略」――リーダーのための実践講座です。

…と言っても、まだ構想段階。でも、どうしても早くお伝えしたくて、筆を取りました。

というのも、昔の私は「良いものを作れば売れる」と本気で思っていたんです。

でも、それだけでは限界があることに、ある時ハッと気づかされて…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.385 鏡に映る自分の姿にガッカリ…からの逆転を目指す

「これはマズい…」

ある日、街を歩いていたときのこと。

ビルのガラスに映った自分の姿を見て、立ち止まりました。

シャツはしわしわ、サイズは合ってない。

これで知り合いに会ったら…完全にアウト。

「さすがにこれはマズい」と思った瞬間、私は静かに誓ったのです。

せめて“恥ずかしくない見た目”を目指そう、と。

実は私は、オシャレに関しては具体的方法論を確立していて…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.384 GWに読んで欲しい、私がハマっているマンガ

まずは業務連絡から。

私の電子書籍、おかげさまでAmazon売れ筋ランキング1位を獲得できました!

https://www.amazon.co.jp/dp/B0F4KM24PV

お買い求めいただいた方、ありがとうございます。

99円セールは終わってしまいましたが、「読み放題」のKindle Unlimited (アンリミテッド)には出していますので、そちらでもチェックください。

さて、本題。

GWは勉強、と先週のメルマガで紹介しました。

でも、もちろんそれだけではありません。

のんびり楽しく過ごすために、私はマンガ三昧の予定も入れています。

最近はまっている作品が…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.383 GWに遊びほうける人?学び続ける人?

まずは業務連絡から。

号外でお伝えした私の電子書籍、おかげさまでAmazon売れ筋ランキング6位まで上昇中。

https://x.com/kidatomohiro/status/1913034747531739435

もう少し頑張ってトップ3入りしたいので、よろしければご協力をお願いします。

(まだ99円セール中です)

https://www.amazon.co.jp/dp/B0F4KM24PV

では、本題。

GWの予定はもう決まりましたか?

私はというと、例によって“お勉強”。

テーマは、AI(人工知能)。

「え、今さら?」と思います?

いやいや、AIはとにかく進化のスピードが凄まじい。

私なんて、すでに“周回遅れ”を実感しています…。

たとえば、こんな記事をご覧になったことありますか?

【AIエージェントにホテルを予約させる実験から判明した衝撃の事実】

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/87753

AIがWebサイトを読み取って、人間の代わりに予約を済ませてくれる。

まさに「未来はもう始まっている」感、あります。

私は思うんです。

技術革新への対応には、次の2択しかない。

  • 何とか食らいついて、道具として使いこなすか
  • 諦めて、置いていかれる側になるか

そして、私が今もっとも注目しているのが…

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書評 「離職防止の教科書」

「あの部下、ひょっとしたら止めてしまうのでは?」そんな危機感を持つ事ってありますよね。あるいは逆に、兆候が全くなかったのに突然退職を告げられて、「なんで気づかなかったんだろう」と悔やんだり。

そんなときに対策の指針になるのが藤田耕司先生のご著書、「いま部下が辞めたらヤバいかも…と一度でも思ったら読む 離職防止の教科書:  人手不足対策の決定版」です。

離職防止には「当たり前のことを当たり前に」

読後の感想を一言でまとめるなら──
「離職を防ぐには、当たり前のことを当たり前にやる」
これに尽きます。

でも、その「当たり前」が、意外とできていない。
たとえば、部下を叱るときにこんな配慮、していますか?

  • プライドを傷つけない

  • 叱る“目的”を忘れない

  • 叱りながらも、自分を俯瞰して見る(=メタ認知)

これ、言われてみればその通り。でも、怒っている最中に「メタ認知」できる人、どれだけいるでしょう?


個別対応こそが離職防止のカギ

本書のもう一つの学びは、「個別対応の重要性」です。
「最近の若者は…」なんて一括りにしてはいけない、と。

その指針となるのが、以下のフレームワークです。

意欲・能力の高さ
上位 中位

下位

新人若手

20代

ホープ ルーキー 問題児

中間世代

3-40代

エリート 現場牽引者 未開花者

年長世代

50代以上

経営幹部 中間管理職 窓際社員

年代とスキルレベルのマトリクスで「辞める理由」が異なるため、それに合わせた対処が必要だと教えてくれます。


離職防止に効く「傾聴」のテクニック、知ってますか?

本書のノウハウにさらにプラスアルファするとしたら、具体的な行動です。たとえば、上司が部下の話を徹底的に聞くという「当たり前」の行動が、具体的にはどのようなものなのかの解説があると、読者が現場で活かすときにより参考になるでしょう。

  • 部下と正対せず、90度で座る

  • 語尾を繰り返して相づちする(例:「大変だったんですね」)

  • 相手のうなずきとリズムを合わせる

こうした“聞く技術”を意識するだけで、部下の本音を引き出す確率は格段に上がります。


まとめ

結局、部下が辞めるのを防ぐために必要なのは、
特別なスキルやツールではなく、日々の当たり前の積み重ねなんですよね。

でもその“当たり前”が、忙しさや慣れで見えなくなってしまう。
本書は、それをグッと引き戻してくれる一冊でした。

「今は大丈夫」と思っている人ほど、早めのチェックをおすすめします。


藤田 耕司 著、離職防止の教科書: いま部下が辞めたらヤバいかも…と一度でも思ったら読む 人手不足対策の決定版

画像はAmazonさんからお借りしました

子供の教育の難しさ~先週のMBAの心理学

子供の教育って難しいですよね。先日も尊敬するコンサルタントの方と、「中学受験はありかなしか」という議論をしましたが、結論は出ませんでした。「難しいですよねぇ…」で終わってしまって。

その難しさの根源は、測定することができないことにあります。別に有名中学校に進学することがゴールではないわけで、「どういう状態に達したら成功なのか」が定義しにくいものです。

結果として、子供の教育の成否には哲学的な考察が関わってきます。たとえばこれ。

まぁ、言いたいことは分からないではないですが、「だったらどうするの?」という次のアクションが見えませんね。

この難しさを加速させるのが「臨界期」という概念。

もしも、何かを学ぶには適した年齢がある事-つまりは、その時期を逃すと学習が大きく損なわれる-が真実ならば、何をどの時期に学ばせるかは余計に難しいことになります。

ましてや、オリンピック競技においては、このような特性があるとすれば、難しさはなおさらですね。

メルマガ MBAの三冠王 Vol.382 トランプ交渉術のタネ明かしと日本の対抗策

「トランプ、大丈夫か?」

先日の相互関税で思いましたよね。

日本に対して24%など、関税をかけると突然発表。

世界経済は大混乱かとおもいきや……

その舌の根も乾かぬうちに、90日の猶予期間が発動。

やっていることちぐはぐじゃない?

と正直思ってしまいました。最初は。

でも、よく考えてみると、交渉の高等テクニックであると気づいたんです。

具体的には…

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ゆるかわキャラが稼ぐ世界 ——「ごきげんパンダ」から考える、キャラクターのビジネス力

「ごきげんパンダ」、ご存じですか?

ふわっとした表情と、どこか力の抜けた言動がクセになる“ゆるかわ”パンダ。
私はすっかりファンで、ついに作者・にしむらゆうじ先生の個展(@銀座松屋)まで行ってしまいました。

展示されていたイラストはどれも温かく、見ているだけで口角が上がってしまう。
……のですが、いちばん印象に残ったのは、作品ではなく“創作風景の動画”でした。

Apple Pencilなんですかね?デジタルペン片手にスルスルと命を吹き込まれていくキャラクターたち。

「この瞬間を観るために来た」と思うほどの感動でした。
本気でiPadを買って、イラスト描こうかな、と思ったくらいです。


「なぜ撮影禁止?」の裏にあった、大人の事情

展示を見ていて気になったことが一つありました。
同じようなテイストの作品が並んでいるのに、一部のコーナーだけ「撮影禁止」の札が。

なぜ?

その理由は、「企業案件」でしょう。

にしむらゆうじ先生のキャラクターは、様々な企業とコラボしています。
たとえば、チョコレートのパッケージに描かれていたり、LINEスタンプになっていたり。
そういった“コラボ作品”は権利関係が絡むため、展示であっても撮影はNGと想像します。

アートであり、商品でもある。
可愛さの裏側に、権利とビジネスの仕組みがしっかりと存在しているのだと、実感しました。


キャラで稼ぐビジネスモデル

少しいやらしい話になりますが……
こうして企業とのコラボを重ねていくキャラクターたちは、ものすごく強力な“ビジネス資産”になりえます。

たとえばサンリオやディズニー。
どちらも、キャラクターの「著作権(コピーライト)」を中核にした堅牢なビジネスモデルを築いてきました。
グッズ、映像、イベント、ライセンス契約——キャラクター1体が無限の収益源になりうるわけです。

私のような「フロー型のビジネス」を展開している人間からすると、憧れを感じます。


iPadでキャラ描いて、ビジネスにできるのか?

そんなことを考えていたら、創作熱がふつふつと湧いてきました。
「自分もiPadでキャラを描きはじめるべきでは……?」と。

ただし現実は、そう簡単ではありません。
可愛いキャラを生み出せるスキルだけでなく、
“ビジネスとして成立させるセンス”と、“受け入れられる空気感”の両立が求められます。

あまりに商売っ気が見えるとファンに敬遠されるどころか、炎上してしまいます。
逆に“ゆるさ”だけでは展開の幅が狭くなる。

そのバランスが、難しい。
そして、そこにこそプロの技があるのでしょう。


「創作×権利×ビジネス」という視点で世界を見ると

今回の個展で感じたのは、キャラクターは単なる“かわいい存在”ではなく、
しっかり設計された「ビジネスの核」になりうる、ということでした。

感性だけでなく、戦略も。
遊び心の中に、設計図がある。

そう思ってもう一度キャラグッズを見ると、世界がちょっと違って見えるかもしれません。panda photo

心理学者として「ねつ造の科学」を極めたい~先週のMBAの心理学

来世って信じますか?

私はまったく信じていません。むしろ、そういう“スピリチュアル”とか“前世がどうこう”っていう話には、距離を置きたいタイプです。

…なんですが。

もし仮に、万が一、来世というものがあるなら——
私は心理学者になって、「ねつ造の科学」を研究してみたい。

というのも、昔から妙に気になるんです。科学における“ねつ造”

たとえば、有名な「STAP細胞」の件。あるいは心理学の分野でも、以前こんな話がありました。

つまり、ウソだった可能性が高い

こういう事例を見るたび、モヤモヤと疑問が湧いてきます。

  • ねつ造をしてしまう研究者には、どんな心理的特性があるんだろう?

  • どんな状況や環境が、人を「ウソをつこう」と思わせるのか?

  • そして、ねつ造することで得るもの・失うものを冷静に天秤にかけたら、結局それって「割に合う」の?

もし、こうしたことが心理学の視点から明らかにできれば、科学の健全性を守るヒントにもなるし、研究不正を減らす仕組みづくりにもつながるかもしれない。

だから私は、来世で心理学者になって、こういうテーマに取り組んでみたいんです。

(いや、今世でもやれば?という声が聞こえてきそうですが…それはさておき。)

科学って、真実を追い求める営み。
でもその裏で、人間の弱さや欲望が顔を出すこともある。

そういう「人間くさい科学の裏側」こそ、もっと知る価値があると思うのです。


メルマガ MBAの三冠王 Vol.381 ChatGPTに未来予測させる「物語プロンプト」とは

まずは業務連絡から。

新入社員の「オンボーディング」に役立つ資料を作成しました。

意外と誤解が多い分野なので、ぜひ下記をチェックください。

【オンボーディングはOJTと何が違う?~「辞めさせない」マネジメントとは?】
メルマガ読者限定で公開中

では本題。

ChatGPTに未来を予測させる、意外な方法が発見されました。

それが、「物語プロンプト」。

普通に「未来を予測して」と頼むと、

事態は流動的でいくつかのシナリオが考えられます

と無難な回答が返ってきます。

しかし、「物語の続きを書かせる」形にすると、まるで専門家が語るような、具体的で説得力のある予測が得られるのです。

冒頭のオンボーディングにも使える手法なので、ぜひ最後までお読みください。

(さらに…)

Skype終了のニュースで考えた

Skype(スカイプ)がサービス停止だそうです。テレビ電話サービスとしては老舗ですが、最近はすっかりZoomにその座を奪われた感があり、やむを得ない判断なのかもしれません。

というか、Skypeの提供元であるマイクロソフト自体が最近はTeams推し。個人的にはTeamsは使いにくいので、むしろSkypeを既存のOffice製品に統合した方がいいような気もしますけどね。

Skypeヘビーユーザーの方は、過去のチャット履歴などバックアップをとっておいた方が良さそうです。

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OBSのノイズ抑制フィルタを知らなかった私がハマった落とし穴~情報過多時代を生き抜くシン検索法

「動画を撮ろう!」と思い立ったとき、意外に困るのが環境設定。撮影機材やカメラの配置も大事ですが、実は一番の敵は“ノイズ”だったりします。

私自身、この問題にはずいぶん悩まされてきました。前のオフィスでは、いい感じで収録が進んでいても…

ピーポーピーポー!
救急車のサイレンが入って撮り直し。

せっかく集中していたのに、また一からやり直し…。こんなことが何度もあったので、「静かな環境こそ正義!」と、思い切って地下のオフィスに引っ越したのです。

ところが最近、あることに気づきました。

「あれ、これって別に引っ越ししなくても解決できたのでは?」

ノイズ問題、OBSの設定で解決できる

きっかけは、録画ソフト「OBS」の設定を見直したこと。OBSは無料で使える高機能な録画ツールですが、その中に「ノイズ制御」という機能があるのを発見しました。

試しに設定を調整してみたところ…

めちゃくちゃ良い!

これまで気になっていたホワイトノイズ(サーッと流れる環境音)もスッキリ消えて、驚くほどクリアな音質に。今まで「静かな場所で撮影しなきゃ」と思い込んでいたのですが、ソフトの設定だけでここまで変わるとは。

もしこの機能を最初から知っていたら、オフィスの引っ越しなんて必要なかったかも…。

「検索できる範囲」を広げるという発想

OBSにはまだまだ知らない機能が山ほどあることに気づき、情報収集を始めました。そのとき役立ったのが、CastcraftさんのHP。OBS関連の解説だけで150ページ以上もあり、知りたいことがほぼ網羅されているという圧倒的な情報量です。

それにしても、なぜこれまでこの情報にたどり着けなかったのか?

答えはシンプル。

「自分が検索できる範囲」が狭かったから。

今の時代、ネット上に情報はいくらでもあります。でも、検索するには「何を調べればいいのか」を知っている必要があります。つまり、自分が知らない概念や専門用語は、そもそも検索すらできないのです。

だからこそ、

「検索スキル」=知識の広がりそのもの。

検索力を鍛えることで、見えていなかった情報にアクセスできるようになる。これは、まさに「探索」のアプローチそのものですね。

「知らないことを知る」ために、まずは「知らないものの存在に気づく」。
これができると、仕事でも学びでも圧倒的に差がつくのかもしれません。

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LINE公式アカウントはプロモーションに使えるのか?Kindle出版を機に考えてみた

「LINEが商売にも使える」という話、聞いたことあるでしょうか?

いわゆるLINE公式アカウントというものですね。私もいくつか登録していますが、ほぼスルー。

どうしても「LINEは親しい人とのコミュニケーション用」というイメージがあって、頭の中でクーポンと結びつきません。

ところが。

そんな私が自分のLINE公式アカウントを作ろうと四苦八苦しています。

Kindle出版と相性がよいLINE公式アカウント

キッカケになったのは、Kindle出版。例の、Udemy会計入門セミナーを文字おこしして出版しようというプロジェクトです。ちなみに、この文字おこし、結局のところはうまくいかずポチポチと自分で執筆するという羽目になりました…… (この話題もいずれどこかで)

それはさておき、本題のLINE。

どうやら、Kindle出版とLINE公式アカウントは相性がよいらしいのです。

Kindle Unlimitedなんかを使っている方は、Kindle本の最後の方に読者特典としてLINE公式アカウントの紹介があるのを見たことがある方も多いでしょう。実際、多くの著者がLINE公式アカウントを活用して、読者との交流や情報発信を行っています。

機能が豊富すぎて使いこなせないLINE公式アカウント

じっさいに触ってみると、LINE公式アカウントは機能豊富でビックリしました。確かにこれなら、使い方によっては読者との交流やプロモーションに役立つと思えます。

ただ、機能が豊富な分だけ「あれも、これも」と手を出すと、わけが分からなくなりそう。まずはシンプルな使い方をして、慣れてきたら色んな機能を試したいと思います。

使いこなせば、強力なプロモーションのツールになると確信しました。

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子供の教育を哲学する~先週のMBAの心理学

先週の「MBAの心理学」は、教育哲学シリーズです。元ネタは孫泰蔵さんの冒険の書 AI時代のアンラーニングから。
特に今回テーマになっているのは子供の教育。

実はこの分野、昔から色々な工夫がされています。たとえば、これ。

1799年と言えばフランスでは革命の後で、個人の権利が確立されているころでしょう。これがイギリスにも伝播して、幼年期からの教育に力を入れ始めたのでしょうか。

ちなみに日本では、松平定信による寛政の改革が終わったころ。当時の日本の識字率は世界的にも高かったという説があり、日本でも教育には力を入れていたようです。こういう蓄積があったからこそ、その後の明治維新や国力の発展に繋がったのでしょう。

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「プロティアン・キャリア」って結局なんだ?——ミドルエイジ・クライシスを超えるヒント

昨日はプロティアン・キャリア協会さんのイベント「人的資本経営2025マニフェスト」に参加してきました。もともと協会内部の方向けの内容だったようで、場違いだったかな?と少し恐縮しつつも、結果として学びの多い時間になりました。

特に印象的だったのが、「プロティアン・キャリア」という概念についての発見です。

プロティアン・キャリアとは変幻自在?

「自分の軸を持ちつつ変幻自在に生きる処方箋」

これがプロティアン・キャリアの基本的な考え方だそうです。「アイデンティティ × 変化対応力」とも表現されていましたが、正直なところ、最初はピンときませんでした。「変幻自在」と言われても、それが具体的にどういう状態なのか、いまいちイメージが湧きません。

さらに、イベント中のスピーカーの方々が「苦しんでいる人を救いたい」というような表現をされていたのも気になりました。キャリア論の話で、なぜ“救う”という表現が出てくるのか?

しかし、この疑問は懇親会での会話を通じて氷解しました。

プロティアン・キャリアは「ミドルエイジ・クライシス」の処方箋

懇親会でお話した方がこんなことを言っていました。

プロティアン・キャリアは、ミドルエイジ・クライシスを乗り越えるキッカケになる

なるほど、と納得しました。

大手企業に入り、キャリアを積み、仕事で成果を上げる。そんな順調なキャリアの先に、ある日ふと「これからどうしたらいいんだろう?」という疑問が湧くことがあるそうです。いわゆる“喪失感”や“迷い”に直面する瞬間ですね。

その迷いを乗り越え、自分が本当にやりたいことを見つけ、新しいキャリアの可能性を広げる——それがプロティアン・キャリアの本質なのだと理解しました。

私自身はどうなのか?

実を言うと、私はこの手のミドルエイジ・クライシスを感じたことがほぼありません。「どの会社で働くべきか」「独立すべきか、会社員のままか」など、キャリアについての悩みはもちろんありました。でも、毎日が必死すぎて「これからどうしたらいいんだろう?」と立ち止まる暇もなかったのが正直なところです。

だからこそ、最初にプロティアン・キャリアの話を聞いたときにピンとこなかったのでしょう。

交流会での学びと次回への期待

懇親会では、他にもたくさんの発見がありました。HRプロさんの交流会でも感じましたが、やはり同じ業界の人たちとの対話は得るものが多いですね。今後もこうした場には積極的に参加したいと改めて思いました。

ただ一点、交流会のくじ引きに思った以上に時間が割かれていたのが惜しいと感じました。せっかく色々な方と話せる貴重な機会だったので、もう少しネットワーキングの時間を長く取れると嬉しいですね。もしお邪魔でなければ、次回のイベントも参加したいと思います。

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人手不足解消の切り札になるか?官主導のハイスペシニア人材マッチング

人手不足の解決策は「専門職シニア」にあり?

いまや、あらゆる業界で深刻な人手不足。企業は採用活動を強化し、既存社員の定着を図るために様々な施策を打ち出しています。しかし、その一方で「人が足りない」という課題の本質的な解決には、まだまだ試行錯誤が続いているのが現状です。

ところが、意外なところに突破口があるかもしれません。それが「専門職シニア」の活用です。

シニア人材が中小企業の救世主に?

2025年3月26日付の日経新聞によると、関東経済産業局などが主導し、専門知識や経験を持つシニアと、その知見を求める中小企業をマッチングする取り組みを実施しているとのこと。実際に登録されている人材を見てみると、その豊富なキャリアに驚かされます。

  • 銀行の営業経験者:資金調達や財務戦略に強みを持つ
  • 電機メーカーの工場長経験者:生産管理や現場改善のプロ
  • 外資系メーカーの海外部門出身者:グローバル展開に精通

中小企業にとって、これほど心強い人材はないでしょう。

シニアにとっても「第二のキャリア」

もちろん、メリットがあるのは企業側だけではありません。シニア人材にとっても、これまで培ったスキルを活かしながら社会貢献ができるのは大きな魅力。単なる「働き続ける場」ではなく、やりがいを感じられる場になっているのです。

この取り組みは2011年からスタートし、すでに5,000社以上が参加。登録シニアの数も693人に達し、もはや定着した制度といえるでしょう。

民間の顧問派遣サービスとどう違う?

近年、民間企業でも「顧問派遣サービス」を展開する企業が増えています。これらのサービスと比べた場合、官主導のマッチング制度の強みはコストの低さにあります。中小企業にとって、優秀な人材を手頃な価格で確保できるのは大きな利点です。

人手不足が叫ばれる今、このような「知見を持つシニア層の活用」は、今後さらに広がっていくのではないでしょうか?

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メルマガMBAの三冠王 Vol.380 「面倒くさい」からこそやろう~災害時に役立つ必須アイテム

突然ですが、富士山が噴火したときの準備ってしていますか?

「いやいや、いきなりどうした?」と思うかもしれませんが、最近ちょっと気になることが続いているんです。

  • 気象庁が「火山灰警報」の導入を提言
  • NHKで避難所の特集が放送される
  • 品川区から簡易トイレキットが配布される

これらをつなぎ合わせると、ふとこんな考えがよぎります。

もしかして政府は、富士山噴火の予兆をつかんでいるのでは…?

なので私は、非常用持ち出し袋を整理しました。

もっとも力を入れるべきが…

(さらに…)

人事部向けプレゼン勉強会のご報告

本日は人事部門で働く方向けのプレゼン勉強会でした。ご来場いただいた方、ありがとうございます。

高知からご参加の懐かしい顔もあって、こういうのがリモート講義のいいところですね。

内容は、1時間という制約の中で大事なことをお伝えすべく、工夫しました。後半に何とか時間をとって、「プレゼンテーション・チェックリスト」をちゃんと解説できたのはよかったかな。

プレゼンテーションは、内容が多岐にわたるだけに本格的に学ぶとそれなりに時間がかかります。

今回はエッセンスだけでしたが、4月から人事の方がプレゼンする際に活用いただけると幸いです。

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富士山の噴火に備える

気象庁が「火山灰警報」を導入することを提言したそうです。いわく、

車が走行できなくなる目安の3センチ以上の深さの火山灰が降ると予想された際に「火山灰警報」を発表し、30センチ以上では雨が降ると木造家屋が倒壊するおそれがあるため、警報より一段強く厳重な警戒を呼びかけるべき

それはそれで大事ですが、このタイミングでなぜ?と言うのが気になります。富士山の噴火に関する情報を政府は手に入れているんでしょうかね?

  • 食料・水を多めに備蓄する
  • 除灰作業に使うスコップを用意しておく
  • マスクとゴーグルを非常用持ち出し袋に

のような準備をして奥にこしたことはないですね。

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お賽銭をPayPay払いはアリ?ナシ?そこから見えた「祈りの本質」とは

お賽銭がキャッシュレス

最近、神社でお賽銭がPayPay払いできるって知ってました?

確かに、現金を持ち歩かなくてもお参りできるのは便利だし、お賽銭泥棒のリスクも減る。これはこれで合理的な進化なのかもしれません。

…でも、私はPayPay払いはしませんけどね。


お賽銭は「払う」行為ではなく「捧げる」行為

キャッシュレス決済はスマートでスピーディーですが、お賽銭ってただのお金のやり取りではないと思うんです。

「命の次に大切なお金を、対価を求めることなく捧げる」

この行為自体が、ある種の覚悟や誓いにつながる。だからこそ、「喜捨(きしゃ)」という言葉があるのでしょう。

「財の転移」という観点では実物貨幣でもPayPayでも同じワケですが、PayPayでピッと済ませると、喜捨の感覚が薄れてしまうと懸念します。


私が毎晩、お賽銭を捧げる理由

私が日々お参りしている「蛸薬師」には、ちゃんとお賽銭箱があります。

夜、1日の終わりに「手を合わせ、誓いのマントラを唱える」という行為が、自分の気持ちを整えるきっかけになっています。

便利さを追求するのも大事。でも、こういうアナログな行為こそが、人の心を支えているのだと思います。

ホンモノのアンラーニングが実現できるかも?~先週のMBAの心理学

「アンラーニング」って、本当にできるの?

「アンラーニング」という言葉、人材育成の世界で最近よく使われます。

「これまでのやり方を忘れ、新しいスキルを身につけよう!」

…と聞くと、なるほどと思うかもしれません。

でも、これって単に 「新しい行動パターンを獲得する」 だけの話では?
結局、「学び直し(リラーニング)」 じゃないのか?

この手の、新しくてかっこいい言葉を使うけど表層的に過ぎないのは、私は嫌い

そう思っていたのですが…

実は、 本当に「学習を消す」ことができるかもしれない のです。


脳科学で「記憶を消す」ことができる?

最近の研究によると、光遺伝学的手法 を使えば、あるタスクの記憶に使われたシナプスを操作できる可能性があるそうです。

つまり…

「特定の記憶を消して、非習熟の状態に戻す」

ことができるかもしれない。

これは、まさに アンラーニング そのものです。ちなみに↑はタイプミスがあるので、修正いたします。「捜査」→「操作」、「被成熟」→「非習熟」。こういうのは恥ずかしい。


薬物依存や悪習慣を「忘れる」未来?

もし 「特定の記憶を消す」 ことができるなら、

  • 薬物依存から抜け出す
  • 悪習慣を断ち切る
  • 不要な思い込みをリセットする

といったことも可能になるかもしれません。

たとえば、喫煙習慣を「シナプスの結合を弱めることで消す」ことができれば、禁煙はぐっと楽になるはず。

これが実現すれば、「意志の力に頼らない行動変容」 が可能になるかもしれません。


「頭をよくするデバイス」も登場?

ちなみに、こうした脳を操作するデバイスの開発は、欧米の方が進んでいます。

つまり、「記憶を強化する」 ことも、「不要な記憶を消す」 ことも技術的には可能になりつつある。

こういうデバイス、ちょっと試してみたいと思いませんか?


「学び続ける力」+「不要な記憶を消す力」

「アンラーニング」は単なる言葉遊びではなく、
もしかすると 本当に「学習を消す技術」 が確立される時代が来るかもしれません。

そうなったとき、「学び続ける力」 に加えて、「不要な記憶をリセットする力」 が求められる時代になるのでは?

あなたは、この未来をどう思いますか?

TEL 03-6459-0545 10:00 - 18:00 (土・日・祝日除く)

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