「測定できないものは管理できない」という言葉があった気がして、数値化による測定はマネジメントの基本だと思います。そのための工夫、いろいろあるものです。

社会課題を測定するSROI

まずは社会課題の測定から。貧困や格差など、さまざまな課題を解決するためのNPOが存在しますが、その効果をどう測定するの?というのがこちら。

想像ですが、NPOのマネジメントって普通の企業以上に難しそう。「お金」という尺度がないので、「何が正しくて、何が正しくないか」の解釈をそろえるのがたいへんでしょう。しかも、NPO界隈にはアヤシい人が多いし。私も一回噛みつかれてひどい目に遭ったことがありました。

数値から見る「年上の部下」

測定という観点ではこちらも大事。日本人はどうしても「年上の部下」を苦手と感じてしまいますが、意外と悪くないというデータです。

ただ、この手の調査は恣意的に行われることもあるので、調査元が誰で、どのように調査したかは精査する必要がありますが。

人々の幸せ度合いを計る厚生経済学

ちなみに、この手の「何をどう測るのか」は経済学の分野でもテーマになっているようで、名前で言うと「厚生経済学」と言うらしいです。ちょっと前に連載されていた日経新聞の記事が面白かったので、こちらも参考まで。時間があるときにでも、しっかりチェックしたいですね。

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この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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