社員のビジネススキルを加速するMBA式人材育成

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MBAの三冠王 Vol.404 いまのJALに必要なのは、厳しさではなく●●

JAL (日本航空)が揺れています。

キッカケは、パイロットの飲酒問題。

アルコールが抜けない機長のせいで、フライトが遅れることたびたび。

国土交通省から3回も警告を受けています。

これに対してJALの鳥取社長が言うのは、

対応が甘かった。乗務員の監視をしてきたが、本当の意味で管理ができていたかというと、最終的には(中略)見逃していたところがあった

と。

いやいやいや。

これ、見当外れの対策ですよ。

むしろ今のJALに必要なのは……

(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.403 7割の管理職が誤解している1on1で話すこと

1 on 1と言う言葉、すっかり根付いた感があります。

ところが、そのやり方となると、意外なほど多くの人が誤解をしているもの。

私は研修講師として多くの管理職の方と話しますが、効果的なやり方を理解しているのは3割ぐらいと言うのが肌感覚です。

特に、「何を話すか」に関しては誤解が多いもの。

1 on 1は業務の話をする時間ではありません

と言って、

部下のキャリアの話をする時間でもありません

では、何を話すか?

その意外な正解が…

ちなみに、よく詳しく知りたい方向けの無料勉強会の参加受付中です。

https://corporate.ofsji.org/kouza/leadership/1on1/

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.402 「頑張っても報われない」…そんなときは足元を見直すべき

語学って、スマホのおかげで身近になりましたよね?

私がいま取り組んでいるのが中国語。

善し悪しは別にして、この先中国のプレゼンスが高まることは間違いありません。

だとしたら、勉強しておいて損はなし。

ところが。

中国語の発音、いつまでたってもうまくならないのです。

アプリに課金して、けっこう頑張ってるつもりなんですけどね。

練習するたびにダメ出し。何度やっても「不合格」。

だんだんと私も疑心暗鬼になって、

このアプリ、おかしいんじゃない?

と思ったその矢先、あっさり解決しました。

その秘訣が…

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あらためまして、こんにちは。

「MBAの三冠王」こと、

シンメトリー・ジャパン代表の

木田知廣です。

※MBAとは…末尾でご紹介しています

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中国語には、ピンインと呼ばれる発音記号がついてきます。

私の苦手と言えば、「彼」を指す中国語の「他」。

発音は単純で、そのまま「Ta」です。楽勝…

のはずが、毎回アプリにダメ出しされます。

他にも、

K、Q

から始まる音がぜんぜんダメ。

と、ここまで来て、中国語が堪能な人は気づいたはず。

実は私が苦手な音には共通点がありました。

それが、「有気音」。

中国語には息の吐き出し方による区別があって、息を強く出す有気音が苦手だったのです。

有気音のポイントは、最初の子音と母音の間に息を乗せること。

先ほどの「他」で言えば、

T (息) a

とわずかに間をおくイメージです。

試してみると、アプリがOKを出してくれて、ビックリです。

何事もコツってのはあるものだなぁ…と感心していましたが、いや、感心している場合じゃなかった。

実はそのコツ、私が昔買ったNHKのテキストにバッチリ載っていました。

2018年4月号を見直して、気づいた次第です。

7年間も、何やってたんだか…

語学に限らず、新しいことを身に付ける際、基礎をおろそかにしてはいけないんですね。

身にしみて感じました。

メルマガ MBAの三冠王 Vol.401 「管理職?イヤです」から「意外と悪くない」へ~53.3%の希望とは?

まずは業務連絡です。

9月10日(水)に「部下に的確にフィードバックできるようになる」ための勉強会を開催します。

https://corporate.ofsji.org/kouza/leadership/1on1/

詳しい内容はまた後日お知らせしますが、メルマガ読者の方には一足先にお知らせです。

問題意識のある方はぜひご参加ください。

あ、参加費は無料です。

さて、本題。

「管理職になりたいですか?」

最近の若手に聞くと、答えはノー。理由は、

「だって、たいへんそうじゃないですか」

と。

まぁ、そう見えるよなぁ…

でもね。

アンケートからは意外な真実が見えてきます。

クリックしてm42_research.pdfにアクセス

管理職になりたくない人が、実際に管理職になったら、何と言うでしょうか…?

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.400 漢方「だけ」じゃなかった、私の化学物質過敏症克服記

私が長年苦しんできた難病、「化学物質過敏症」。

ようやく軽快の気配が見えてきました。

決め手になったのは、漢方。

ただ、それだけでもないようで…。

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.399 知らなかったら損をする「選択的週休3日制」の真実

「週休3日」って、どう思います?

実はイギリスでは、大規模な先行テストが行われました。

90社で半年間テスト的に実施したところ…

  • 仕事の成果は維持できた
  • 従業員満足度は95%

そんな結果が出ました。

まぁ、「給料は下げない」という前提でのテストなので、当然かもしれませんが…

日本でも今、「選択的週休3日制」が動き出しています。

この動き、アリかナシかというと…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.398 パワハラじゃない叱り方はAIに訊け!

人に厳しいことを言うのって、できれば避けたいですよね?

特に上司と部下の関係だと「これってパワハラにならないかな…」と心配になってしまう。

本当は言った方がいい。
むしろ成長のためには必要。
でも、言わない。

そんな経験、ありませんか?

でも、時には「耳の痛いこと」も、ちゃんと伝える必要があるんです。

なぜならば、最近の若手社員は、自分が成長できない「ゆるい職場」を嫌うから。
詳しくはこちら↓
https://kida.ofsji.org/archives/5125

では、どうすれば上手にフィードバックできるのか。

答えが、「人工知能を相手に練習する」こと。

実際に私も試してみたのですが…

まさか、ここまでとはな

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.397 朗報:「自分の性格を直したい」には方法論があった

自分の性格で「ここだけは直したい」ってありますか?

私だったら、執念深いところ。

よく言えば、粘り強い。

でも悪く作用すると、過去のイヤな思い出をいつまでも覚えていて、「いつかはやり返してやろう」と復讐の囚人になってしまいます。

でも、そういうのって持って生まれたものだし…

と思っていましたが、実はスキルによって克服可能なんですって!

ホントか?と思ったその研究結果というのが…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.396 仕事の困りごとをチョットだけ解消する「MBAの経営学」

仕事の効率を上げる経営学のノウハウって知りたくないですか?

そんな方にお勧めなのが、私が毎日配信する「MBAの経営学」シリーズ。

https://x.com/kidatomohiroもしくは

https://instagram.com/tomohirokida/

例えば今週は、自動車保険業界を題材に「タチの悪い顧客ばかり集まる悲劇」の対策を伝授しています。

「アドバース・セレクション (逆選択)」というキーワードで明らかになった方法論とは…

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G検定で人工知能<AI>の知識を体系的に学べる…!?

ChatGPT、便利ですよね。私も毎日のように使っています。でも最近、こんなモヤモヤを感じていました。

もっと、うまく使いこなしたい…!

プロンプト次第で、出てくる回答の質がガラリと変わる。それは分かっていても、「どうすれば望む答えにたどり着けるのか?」が見えないまま。そこで思いついたのが、「G検定」です。

AIに関する知識を体系的に学べるということで、ChatGPT活用のヒントが得られるかも…と期待して受講してみました。が、結論から言うと──

「ナシ」でした。

あ、ちなみに、人工知能の「仕組み」を知りたい方にはお勧めです。私のニーズにマッチしなかっただけ。

お酒の飲み方を知りたいのに、醸造法の講義が続くG検定

想像してみてください。

あなたが20歳になったばかりだとして、こう思ったとします。

「大人として、おいしくお酒を楽しみたいな」

グラスの選び方、カクテルの作り方、料理とのペアリング…そんな実用的な知識を期待して、「お酒の飲み方検定」(※架空)に申し込んだとしましょう。

でも出てきたのは、

  • アルコールの起源と人類史

  • 醸造法と蒸留技術の分類

  • 酒税制度の変遷

……。

いや、そういうのじゃなくて!

思わずツッコミたくなりますよね。

まさにこれが、私にとってのG検定でした。


G検定で学べる内容は、確かに面白い。でも…

G検定では、

  • 人工知能の歴史

  • 学習アルゴリズム(決定木、ランダムフォレスト、ディープラーニング)

などが学べます。

正直、面白い発見もありました。

「あれ?AIの学習って、ロジカルシンキングそのものじゃない?」

と気づいたときには、ちょっとワクワクもしました。

でも…

いつまでたっても、ChatGPTの“使い方”は出てこない。

再び、

いや、そういうのじゃなくて!

の登場です。


G検定が悪いわけじゃない。けれど…

ここで誤解しないでほしいのは、G検定そのものがダメなわけではない、ということ。「AIのしくみを知りたい人」にとっては、良質な入門書のような存在だと思います。

ただ、私のように、

「今すぐ、ChatGPTをもっと賢く使いたい!」

というニーズには、ちょっとズレていた。それだけの話です。


じゃあ、何を学べばいいの?

ふと思いました。

「他にも、AIやプロンプトに関する検定ってあるのかな?」

もしあったら、そっちの方が今の自分には合っているかも。あるいは、もっと実践的な使い方にフォーカスした教材やコミュニティが必要なのかもしれません。

どなたか、おすすめの学びがあったら、ぜひ教えてください。chatgpt photo

メルマガ MBAの三冠王 Vol.395 「インスタ映え」への反感がもたらす日本版トランプ現象

トランプさん、相変わらずワケ分からないですよね?

「関税50%!ブラジルに制裁だ!」…って、理由がなんと、

俺と仲良かった前の大統領をイジメたから

いやいや、子供かっ!

思わずアメリカ国民に問い詰めたくなります。

なんでそんな人を大統領に選んじゃったの?、と。

でも実は、今度の参院選で日本でもトランプ現象が起こるかも。

そのココロは、「反インスタ映え」。

どういうことかというと…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.394 「WealthNaviって実際どうなの?」--7年間使ってわかった本音

石原さとみさんのCMでおなじみの資産運用サービス「WealthNavi (ウェルスナビ)」。

名前は知っていても、「本当に使えるの?」と気になっている方、多いのでは?

実は私、2018年からこのサービスを7年間使い続けてきました。

その結果、アリかナシかと言うと…

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MBAの三冠王 Vol.393 やっぱりただ者ではなかったイーロン・マスクの仮想発電所

まずは業務連絡。

Udemyでの戦略講座、ついにリリースとなりました。

期間限定のクーポンを用意したので、ぜひ使ってください。

【特別割引クーポン】

クーポンコード: XXXXXX

通常価格: 4,800円 → 1,300円 (特別価格)

有効期限: 6月30日(月) 23:59まで

詳細: https://www.udemy.com/course/mba-senryaku/

では、本題。

イーロン・マスクさんってどう思いますか?

電気自動車のテスラ、ロケットのスペースX、はたまたTwitter(X)買収。

天才か、それとも変人か--意見が分かれる人物ですが、私はクセが強すぎてあまり好きではありません。

ところが、ある構想を知って、一気に見方が変わりました。

それが「仮想発電所」。その正体は…

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UMass交流会から考える、MBAのこれから

昨日は米マサチューセッツ大学(UMass)のMBA受講生・修了生向け交流イベントに参加しました。

コロナ禍以降、リモートでの講義のみになっていたので、普段は画面越しでしか接していない受講生の方々とリアルで言葉を交わす機会。マスクも距離も気にせず話せる空間に、「ああ、本当にコロナは明けたんだな」としみじみ実感しました。

単なる「交流」で終わらない交流会の魅力

先日のHRプロさんの交流会で実感したとおり、やはりベースをおなじくする人たちとの対話は得るものが多いですね。単なる社交にとどまらず、ビジネス上のヒントがいくつも思い浮かびました。「MBA」を横軸に、業界も職種も異なるからこその発想の化学反応という感じ。このような交流会、ひいては卒業生ネットワーク<アルムナイ>は、今後ますます重要性を増していくと個人的には感じています。

差別化が問われるMBA

アルムナイの重要性が増すのは、MBAの差別化が今後重要になってくるから。

ひと昔前までは、「MBAを持っている」というだけで評価される時代がありました。しかし、いまやMBAはコモディティ化し、「持っているだけ」では差別化になりません。

だからこそ重要になるのが、“中身”とともに、卒業生のネットワーク。ビジネスに役立つ人脈が形成できているかが問われる時代になっています。最近流行の言葉で言えば、ソーシャル・キャピタルですね。

学校選びの新たな視点

これからMBAへの進学を考えている人にとって、学校選びは悩みどころです。教授の質やカリキュラム、ランキングも重要な指標でしょう。

でも、もうひとつ大切な視点があります。
それが「卒業後も続く関係性を築けるかどうか」。活発なアルムナイ・ネットワークを持つ学校かどうかは、卒業後のビジネス人生にも大きな違いを生み出します。

UMassの今回のような交流イベントは、その意味で非常に大きな可能性を感じさせてくれるものでした。

alumni photo

メルマガ MBAの三冠王 Vol.392 ゼロから磨く商売センス~Udemy戦略講座、もうすぐリリース

ご自身で、「商売センス」があると思いますか?

私はダメ。

コツコツ講座を作り込む「職人型」のセンスはある。でも、ビジネス的な勘や売り方のうまさとは無縁。

そんな私が、逆転を狙って立ち上げたのが、Udemyで近日リリース予定の「戦略講座」です。

実はこの講座、表のテーマは「戦略を学ぶ」ですが、裏テーマは「センスゼロでも商売上手になれる方法」。

そのヒントが詰まった先行動画はこちら(こっそり公開中)。

https://youtu.be/NAzjeTm4nbk

この講座を企画した背景は…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.390 名探偵コナンで学ぶ英単語、完成しました

ChatGPTを娘の受験勉強に使えないか…

そう思って漢文の教材づくりに取り組んだものの、失敗したのは以前お伝えしたとおり。

https://kida.ofsji.org/archives/6575

でも、良くも悪くも私はしつこい。

今度は英語の教材を作りました。

今回は、うまくいきましたよ。

【名探偵コナンで学ぶ英単語】※期間限定公開

https://corporate.ofsji.org/file/conaneng.pdf

The object that Conan found near the body turned out to be the murder weapon.

コナンが遺体のそばで見つけた物体は、凶器であることが判明した。

のような例文が並んでいます。

元になったのは、受験用単語帳の定番、「英単語ターゲット1900」。

ID番号をひも付けているので、既存の教材との連動もバッチリ。

でも、完成するまで、ChatGPTへの指令文(プロンプト)には苦労しました。

具体的には…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.389 8か条が明らかにする、若手社員のホンネの心情

4月のフレッシュな職場の顔が、気づけばどこか元気がない…。

そんな兆し、感じていませんか?

実は今の時期、メンタルが落ち込む“5月病”のピーク。

このタイミングの対応が、その後の定着や離職に直結します。

そこで今回は、若手の心の奥にある“本音”を探るヒントとして、日本能率協会さんによる「イマドキ新入社員の意識調査」を紹介します。

職場に若手社員がいる方は、絶対押さえたい8か条とは…

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MBAの三冠王 Vol.388 名探偵コナンで漢文を勉強しようと思ったらうまくいかなかった

まずは業務連絡。

決算書の読み方の無料勉強会、募集中です。1時間でサクッと学びたい方はどうぞ。

https://money-college.org/kaikei-nyumon/shoseki

では本題。

ウチの娘はただいま浪人中。

予備校の実力テストの結果を見ると、漢文のデキが悪い。

本人も苦手意識、というか好きになれないようで、そりゃ点数が伸びないよな、と思います。

これを乗り越えるために頼ったのが名探偵コナン。

そう、「あの」登場人物です。

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書評 井上洋市朗著、離職防止のプロが2000人に訊いてわかった! 若手が辞める「まさか」の理由

「若手の離職を何とかしたい…」。そんなときに手にとりたいのが井上洋市朗先生のご著書「離職防止のプロが2000人に訊いてわかった! 若手が辞める「まさか」の理由」です。

退職者300人に聞いて分かった本当の離職理由

本書の魅力は、300人以上の退職者へのインタビューを通して見えてきた「辞める本音」。
でも驚くのは、退職理由の聞き取りですら、万能ではないという指摘です。

なぜなら、

本人も、自分がなぜ辞めたのか、うまく言語化できていないことが多い
から。

つまり、表面的な言葉の奥にある“モヤモヤ”にこそ、退職の真因がある。
その深層をていねいに掘り下げ、対策の方向性を導いているのが本書の強みです。


「福利厚生を充実させれば、辞めない」は幻想だった?

大企業がよくやるのが、引っ越し一時金や家賃補助などの「手当」強化。
でも、それって本当に効いてるんでしょうか?

本書では、「50万円の転勤手当」が離職防止にはほぼ効果なしとバッサリ。
なぜなら、こうした制度は「不満の解消」にはなっても、「やりがいの実感」にはつながらないから。

これは、あの有名なハーズバーグの動機づけ理論でも説明されています。

  • 衛生要因(給与や制度)は、あって当たり前。なくなると不満。

  • 動機づけ要因(やりがい・成長)は、あって初めて満足。

なるほどと思いつつ、さらに本書ではこんな指摘も——

動機づけ要因は定量化が難しく、うまく扱わないと空回りする

結局、「これさえやれば辞めない」は存在しないという、現実を突きつけてくれます。以前書評として取り上げた「離職防止の教科書」でも同じ結論ですけどね…。


若手離職防止のカギは、課長にあり

じゃあ、誰がこの難しい個別対応の最前線に立つのか?

答えは明確です。
現場の上司=課長こそがカギを握っている。

本書のラストでは、産業能率大学の調査データが紹介されています。
2018年から2023年にかけて、「課長に求められる力」が大きく変わっているのです。

  • 「職場の構想を描く力」:12位→2位

  • 「事業戦略を立案する力」:17位→5位

つまり、若手は“未来を描ける上司”についていきたいのです。
制度や待遇ではなく、「この人と働きたい」と思えるかどうか。


最後に:離職率を下げたいなら、個別対応力を磨け

離職を防ぐ決め手は、「気の利いた制度」でも「高額な手当」でもなく、一人ひとりに向き合う“課長力”です。

すべての若手が求めているのは、
「自分の可能性を信じてくれる人」との出会いかもしれません。

この本を読むことで、その「目の前の一人」にどう向き合うかが変わる——
そんな一冊です。

井上洋市朗 著、離職防止のプロが2000人に訊いてわかった! 若手が辞める「まさか」の理由
画像はアマゾンさんからお借りしました

メルマガ MBAの三冠王 Vol.387 現金が先に入る?Amazonのキャッシュフロー戦略を解剖

決算書の読み方の無料勉強会を開催することになりました。

https://money-college.org/kaikei-nyumon/shoseki

先日出版したKindle書籍との連動企画ですが、本を読んでいない方にも分かりやすく解説します。

テーマは「キャッシュフロー」。

…と聞くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はAmazon躍進の背後にあった秘密が分かるんです。

通常のビジネスは、

仕入れて、売って、現金回収

ところが、Amazonはこの常識を覆しました。

なんと、仕入れる前にお金を手にしているのです。

その秘密を解く鍵が、CCC (キャッシュ・コンバージョン・サイクル)です。

どういうことかというと…

(さらに…)

遺伝子で自分のルーツを知ると、世界の見え方が変わるかもしれない話~先週のMBAの心理学

「自分の祖先って、どこから来たんだろう?」
そんな問いを、ふと考えたことはありませんか?

私はそれが気になって、遺伝子検査を受けたことがあります
結果は――祖先は中国・揚子江流域の人々だったそうです。

なんだか不思議ですよね。今、こうして日本に暮らしているけれど、自分のルーツははるか海の向こうから続いてきたものだったとは。

「騎馬民族説」のロマンと、科学で近づく真実

「日本人はどこから来たのか?」
かつては“騎馬民族が渡来してきた”という説がロマンを呼びましたが、最近では遺伝子研究によってかなり詳しい系統が解明されてきています。

性格まで?リスク感覚と遺伝子の関係

さらに面白いのは、リスクを取るかどうかという行動傾向も、実は遺伝子に関係しているかもしれないという研究。

とはいえ、“遺伝子が全て”ではない

もちろん、注意しなければいけないのは「遺伝子=性格・運命」と決めつけるのは早計だということ。
人は文化や教育、環境に影響を受けながら育っていきます。

リスクを取らないのも、個性。
それを変える必要があるかどうかは、自分で選べばいいんです。

でも、自分の背景や特性を「知る」ことで、
選択肢が増えるのもまた事実。


あなたも、自分のルーツをたどってみませんか?

私たちは何者なのか。
その答えは、思いがけない場所に隠れているかもしれません。

歴史、心理学、遺伝子――
こうした視点で自分を見直すと、少し未来の見え方が変わってくる気がします。

MBAの三冠王 Vol.386新作決定!リーダーのための「使える戦略」講座、始動します

動画学習サイトUdemy(ユーデミー)での次回作、始動します。

今回はズバリ「戦略」――リーダーのための実践講座です。

…と言っても、まだ構想段階。でも、どうしても早くお伝えしたくて、筆を取りました。

というのも、昔の私は「良いものを作れば売れる」と本気で思っていたんです。

でも、それだけでは限界があることに、ある時ハッと気づかされて…

(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.385 鏡に映る自分の姿にガッカリ…からの逆転を目指す

「これはマズい…」

ある日、街を歩いていたときのこと。

ビルのガラスに映った自分の姿を見て、立ち止まりました。

シャツはしわしわ、サイズは合ってない。

これで知り合いに会ったら…完全にアウト。

「さすがにこれはマズい」と思った瞬間、私は静かに誓ったのです。

せめて“恥ずかしくない見た目”を目指そう、と。

実は私は、オシャレに関しては具体的方法論を確立していて…

(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.384 GWに読んで欲しい、私がハマっているマンガ

まずは業務連絡から。

私の電子書籍、おかげさまでAmazon売れ筋ランキング1位を獲得できました!

https://www.amazon.co.jp/dp/B0F4KM24PV

お買い求めいただいた方、ありがとうございます。

99円セールは終わってしまいましたが、「読み放題」のKindle Unlimited (アンリミテッド)には出していますので、そちらでもチェックください。

さて、本題。

GWは勉強、と先週のメルマガで紹介しました。

でも、もちろんそれだけではありません。

のんびり楽しく過ごすために、私はマンガ三昧の予定も入れています。

最近はまっている作品が…

(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.383 GWに遊びほうける人?学び続ける人?

まずは業務連絡から。

号外でお伝えした私の電子書籍、おかげさまでAmazon売れ筋ランキング6位まで上昇中。

https://x.com/kidatomohiro/status/1913034747531739435

もう少し頑張ってトップ3入りしたいので、よろしければご協力をお願いします。

(まだ99円セール中です)

https://www.amazon.co.jp/dp/B0F4KM24PV

では、本題。

GWの予定はもう決まりましたか?

私はというと、例によって“お勉強”。

テーマは、AI(人工知能)。

「え、今さら?」と思います?

いやいや、AIはとにかく進化のスピードが凄まじい。

私なんて、すでに“周回遅れ”を実感しています…。

たとえば、こんな記事をご覧になったことありますか?

【AIエージェントにホテルを予約させる実験から判明した衝撃の事実】

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/87753

AIがWebサイトを読み取って、人間の代わりに予約を済ませてくれる。

まさに「未来はもう始まっている」感、あります。

私は思うんです。

技術革新への対応には、次の2択しかない。

  • 何とか食らいついて、道具として使いこなすか
  • 諦めて、置いていかれる側になるか

そして、私が今もっとも注目しているのが…

(さらに…)

書評 「離職防止の教科書」

「あの部下、ひょっとしたら止めてしまうのでは?」そんな危機感を持つ事ってありますよね。あるいは逆に、兆候が全くなかったのに突然退職を告げられて、「なんで気づかなかったんだろう」と悔やんだり。

そんなときに対策の指針になるのが藤田耕司先生のご著書、「いま部下が辞めたらヤバいかも…と一度でも思ったら読む 離職防止の教科書:  人手不足対策の決定版」です。

離職防止には「当たり前のことを当たり前に」

読後の感想を一言でまとめるなら──
「離職を防ぐには、当たり前のことを当たり前にやる」
これに尽きます。

でも、その「当たり前」が、意外とできていない。
たとえば、部下を叱るときにこんな配慮、していますか?

  • プライドを傷つけない

  • 叱る“目的”を忘れない

  • 叱りながらも、自分を俯瞰して見る(=メタ認知)

これ、言われてみればその通り。でも、怒っている最中に「メタ認知」できる人、どれだけいるでしょう?


個別対応こそが離職防止のカギ

本書のもう一つの学びは、「個別対応の重要性」です。
「最近の若者は…」なんて一括りにしてはいけない、と。

その指針となるのが、以下のフレームワークです。

意欲・能力の高さ
上位 中位

下位

新人若手

20代

ホープ ルーキー 問題児

中間世代

3-40代

エリート 現場牽引者 未開花者

年長世代

50代以上

経営幹部 中間管理職 窓際社員

年代とスキルレベルのマトリクスで「辞める理由」が異なるため、それに合わせた対処が必要だと教えてくれます。


離職防止に効く「傾聴」のテクニック、知ってますか?

本書のノウハウにさらにプラスアルファするとしたら、具体的な行動です。たとえば、上司が部下の話を徹底的に聞くという「当たり前」の行動が、具体的にはどのようなものなのかの解説があると、読者が現場で活かすときにより参考になるでしょう。

  • 部下と正対せず、90度で座る

  • 語尾を繰り返して相づちする(例:「大変だったんですね」)

  • 相手のうなずきとリズムを合わせる

こうした“聞く技術”を意識するだけで、部下の本音を引き出す確率は格段に上がります。


まとめ

結局、部下が辞めるのを防ぐために必要なのは、
特別なスキルやツールではなく、日々の当たり前の積み重ねなんですよね。

でもその“当たり前”が、忙しさや慣れで見えなくなってしまう。
本書は、それをグッと引き戻してくれる一冊でした。

「今は大丈夫」と思っている人ほど、早めのチェックをおすすめします。


藤田 耕司 著、離職防止の教科書: いま部下が辞めたらヤバいかも…と一度でも思ったら読む 人手不足対策の決定版

画像はAmazonさんからお借りしました

子供の教育の難しさ~先週のMBAの心理学

子供の教育って難しいですよね。先日も尊敬するコンサルタントの方と、「中学受験はありかなしか」という議論をしましたが、結論は出ませんでした。「難しいですよねぇ…」で終わってしまって。

その難しさの根源は、測定することができないことにあります。別に有名中学校に進学することがゴールではないわけで、「どういう状態に達したら成功なのか」が定義しにくいものです。

結果として、子供の教育の成否には哲学的な考察が関わってきます。たとえばこれ。

まぁ、言いたいことは分からないではないですが、「だったらどうするの?」という次のアクションが見えませんね。

この難しさを加速させるのが「臨界期」という概念。

もしも、何かを学ぶには適した年齢がある事-つまりは、その時期を逃すと学習が大きく損なわれる-が真実ならば、何をどの時期に学ばせるかは余計に難しいことになります。

ましてや、オリンピック競技においては、このような特性があるとすれば、難しさはなおさらですね。

メルマガ MBAの三冠王 Vol.382 トランプ交渉術のタネ明かしと日本の対抗策

「トランプ、大丈夫か?」

先日の相互関税で思いましたよね。

日本に対して24%など、関税をかけると突然発表。

世界経済は大混乱かとおもいきや……

その舌の根も乾かぬうちに、90日の猶予期間が発動。

やっていることちぐはぐじゃない?

と正直思ってしまいました。最初は。

でも、よく考えてみると、交渉の高等テクニックであると気づいたんです。

具体的には…

(さらに…)

ゆるかわキャラが稼ぐ世界 ——「ごきげんパンダ」から考える、キャラクターのビジネス力

「ごきげんパンダ」、ご存じですか?

ふわっとした表情と、どこか力の抜けた言動がクセになる“ゆるかわ”パンダ。
私はすっかりファンで、ついに作者・にしむらゆうじ先生の個展(@銀座松屋)まで行ってしまいました。

展示されていたイラストはどれも温かく、見ているだけで口角が上がってしまう。
……のですが、いちばん印象に残ったのは、作品ではなく“創作風景の動画”でした。

Apple Pencilなんですかね?デジタルペン片手にスルスルと命を吹き込まれていくキャラクターたち。

「この瞬間を観るために来た」と思うほどの感動でした。
本気でiPadを買って、イラスト描こうかな、と思ったくらいです。


「なぜ撮影禁止?」の裏にあった、大人の事情

展示を見ていて気になったことが一つありました。
同じようなテイストの作品が並んでいるのに、一部のコーナーだけ「撮影禁止」の札が。

なぜ?

その理由は、「企業案件」でしょう。

にしむらゆうじ先生のキャラクターは、様々な企業とコラボしています。
たとえば、チョコレートのパッケージに描かれていたり、LINEスタンプになっていたり。
そういった“コラボ作品”は権利関係が絡むため、展示であっても撮影はNGと想像します。

アートであり、商品でもある。
可愛さの裏側に、権利とビジネスの仕組みがしっかりと存在しているのだと、実感しました。


キャラで稼ぐビジネスモデル

少しいやらしい話になりますが……
こうして企業とのコラボを重ねていくキャラクターたちは、ものすごく強力な“ビジネス資産”になりえます。

たとえばサンリオやディズニー。
どちらも、キャラクターの「著作権(コピーライト)」を中核にした堅牢なビジネスモデルを築いてきました。
グッズ、映像、イベント、ライセンス契約——キャラクター1体が無限の収益源になりうるわけです。

私のような「フロー型のビジネス」を展開している人間からすると、憧れを感じます。


iPadでキャラ描いて、ビジネスにできるのか?

そんなことを考えていたら、創作熱がふつふつと湧いてきました。
「自分もiPadでキャラを描きはじめるべきでは……?」と。

ただし現実は、そう簡単ではありません。
可愛いキャラを生み出せるスキルだけでなく、
“ビジネスとして成立させるセンス”と、“受け入れられる空気感”の両立が求められます。

あまりに商売っ気が見えるとファンに敬遠されるどころか、炎上してしまいます。
逆に“ゆるさ”だけでは展開の幅が狭くなる。

そのバランスが、難しい。
そして、そこにこそプロの技があるのでしょう。


「創作×権利×ビジネス」という視点で世界を見ると

今回の個展で感じたのは、キャラクターは単なる“かわいい存在”ではなく、
しっかり設計された「ビジネスの核」になりうる、ということでした。

感性だけでなく、戦略も。
遊び心の中に、設計図がある。

そう思ってもう一度キャラグッズを見ると、世界がちょっと違って見えるかもしれません。panda photo

心理学者として「ねつ造の科学」を極めたい~先週のMBAの心理学

来世って信じますか?

私はまったく信じていません。むしろ、そういう“スピリチュアル”とか“前世がどうこう”っていう話には、距離を置きたいタイプです。

…なんですが。

もし仮に、万が一、来世というものがあるなら——
私は心理学者になって、「ねつ造の科学」を研究してみたい。

というのも、昔から妙に気になるんです。科学における“ねつ造”

たとえば、有名な「STAP細胞」の件。あるいは心理学の分野でも、以前こんな話がありました。

つまり、ウソだった可能性が高い

こういう事例を見るたび、モヤモヤと疑問が湧いてきます。

  • ねつ造をしてしまう研究者には、どんな心理的特性があるんだろう?

  • どんな状況や環境が、人を「ウソをつこう」と思わせるのか?

  • そして、ねつ造することで得るもの・失うものを冷静に天秤にかけたら、結局それって「割に合う」の?

もし、こうしたことが心理学の視点から明らかにできれば、科学の健全性を守るヒントにもなるし、研究不正を減らす仕組みづくりにもつながるかもしれない。

だから私は、来世で心理学者になって、こういうテーマに取り組んでみたいんです。

(いや、今世でもやれば?という声が聞こえてきそうですが…それはさておき。)

科学って、真実を追い求める営み。
でもその裏で、人間の弱さや欲望が顔を出すこともある。

そういう「人間くさい科学の裏側」こそ、もっと知る価値があると思うのです。


TEL 03-6459-0545 10:00 - 18:00 (土・日・祝日除く)

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